アサド政権下の高官の公開裁判 シリアの首都ダマスカスで始まる

ダマスカス、シリア、4月27日 (AP) ー シリアで26日 (AP) ー アサド前大統領の政権に関与した高官に対する初の公開裁判が、首都ダマスカスで始まった。 国営通信社SANAによると、アサド政権下でシリア南部ダラア県の政治治安局局長を務め、元大統領のいとこでもある元シリア軍准将のアテフ・ナジブ被告が法廷に姿を現し、「シリア国民に対する犯罪」に関連する罪状に直面した。 ナジブ被告が同職にあった2011年、ダラアの学校の壁に反政府の落書きをした十代の若者たちが逮捕され、拷問を受けた。この事件は、アサド政権の治安部隊による弾圧政策に対する大規模な抗議運動の引き金となった。 抗議活動は政府による残忍な弾圧に直面し、14年に及ぶ内戦へと発展した。この内戦は2024年12月、反政府勢力の電撃的な攻勢によりアサド前大統領が追放されることで終結した。アサド氏はロシアへ逃亡し、側近の大半もシリアから脱出した。 アサド前大統領と、シリア軍の第4機甲師団の元司令官である弟のマヘル被告は、他の元治安当局の高官数名と共に、欠席裁判で起訴された。シリアの反体制活動家らは、同師団が独自の拘置所を運営しているほか、殺害、拷問、恐喝、麻薬密売に関与していたと非難している。 ナジブ被告は一団の被告の中で唯一逮捕され、来月も続く裁判の予備審理のため、26日に法廷に身柄を拘束された状態で出廷した。 法廷の外には祝賀の群衆が集まった。シリア司法省のスポークスマンは、この裁判が「司法の独立、透明性、説明責任にとって極めて重要である」と述べた。 シャラー暫定大統領率いる政府は、約束していた移行期の正義プロセスの開始が遅れているとして批判に直面している。シリアは、推定50万人の死者、さらに数百万人の避難民を出し、国が荒廃し分裂した14年に及ぶ内戦の後、傷を癒やすのに苦闘している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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