「一つのケジメとしたい」米子市議会現職議員の「サル」をめぐる贈収賄事件 議員辞職勧告決議が可決 6月には議員選挙が迫る 政治倫理の徹底と信頼の回復へ 鳥取県米子市

鳥取県米子市でおきたサルの飼育管理をめぐる贈収賄事件。4月27日、米子市議会臨時会が開かれました。受託収賄の疑いで逮捕・送検された稲田容疑者についての議員辞職勧告決議が議員提案され、賛成多数で可決しました。 米子市議会の現職議員稲田淸容疑者が、受託収賄の疑いで逮捕・送検された事件。サルの頭数削減を求める議会発言の見返りに指定管理業者から100万円を受け取った疑いで米子市議会を混乱させました。こうした中で開催された米子市の臨時市議会。稲田容疑者の議員辞職勧告決議が議員提案されました。 討論も行われ、4人の議員が「刑事司法上の判断が確定する前の容疑段階であっても、市民の信頼を失墜させ事態は重大」として勧告決議に賛成を示しました。 これに対して1人の議員が、「起訴されてない段階では時期尚早。また、議会独自で調査もすべき」などとして反対を表明していました。 採決が行われた結果、賛成20人、反対は4人の賛成多数で、稲田容疑者の辞職勧告決議案は可決されました。 米子市議会 岡田啓介 議長 「結果としては全会一致はなりませんでしたけど、当然、議会のケジメとして、議員辞職勧告決議を議会の賛成多数で可決されたということを一つのケジメとしたい」 米子市 伊木隆司 市長 「(米子市議会として)最善の手段を選ばれたという受け止めでございます。(市議会全体の)信頼が回復されるかどうかは、これから各議員の皆さんが、それぞれに信頼回復に向けての動きをとられると」 また、この日は稲田容疑者の件も含めて、議員が不正などで長期欠席した場合の議員報酬の歳費留保に関する条例も議員提案され、可決しています。 今回可決した議員辞職勧告決議については法的拘束力はなく、今後の稲田容疑者の対応も注目されます。 地元の有権者、米子市民はー。 米子市民 「(議員は)みんなの支持をもらってなったわけだから、それなりの誠意を見せて欲しい」 「真摯にやっていただくしかないんじゃないですかね。市議会も全部含めて」 現職の地方議員が絡む収賄容疑での逮捕は、鳥取県内では29年ぶりとなった今回の事件。6月には議員選挙も迫り、米子市議会は、今回を契機に政治倫理の徹底と市民の信頼回復が一層求められることになりそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする