捜査対象者を暴行した疑いで大阪府警の警察官らが逮捕された事件で「取り調べ中にも暴行を受けた」という訴えがあることがわかりました。 また「お前のことを反社認定する」などと、捜査員から威圧される場面もあったと訴えています。 大阪府警・捜査四課の警部補、時長力容疑者(51)と巡査部長の阪口裕介容疑者(32)は、スカウトグループの拠点とみられるビルの一室を家宅捜索中、捜査対象の男性の顔を平手打ちするなど暴行を加えた疑いが持たれています。 捜査関係者らによると、現場にいた捜査対象の男性3人の担当弁護士が、時長容疑者らとは別の捜査員の名前を挙げ、「取り調べ中にも暴行があった」と大阪府警に抗議していることが新たにわかりました。 また取り調べの際、男性1人が捜査員からわき腹を殴られたり、体を蹴られたりした上で、威圧的にこう言われたといいます。 【取り調べ時の捜査員の発言(関係者によると)】「お前のことを反社認定する。反社のリストを作るのは俺ら。一生口座も作れないし、家も借りられない」 警察は当時の状況を詳しく調べています。 (関西テレビ「newsランナー」2025年8月12日放送)