道内屈指の観光地が現場…ということもあって、この1週間、大変注目されたこの事件。鈴木容疑者の供述から事件のこれまでの経緯を振り返ります。 大きな口を開けるカバの世話をする男。 4月30日夜に逮捕された旭山動物園の職員、鈴木達也容疑者33歳です。 (鈴木達也容疑者)「カバの歯はすごくかたい。触ってもらったら分かるけど、ものすごくかたいので切るのにだいたい3か月くらいかかりますね」 鈴木容疑者は主にレッサーパンダやカバなどを担当してきたといいます。 (鈴木達也容疑者)「彼は歯並びが悪い。カバって言葉遊びで、カバはバカみたいに言う人いるけどものすごく覚えが早い」 冗談を交えながら話す様子もありました。 事態が明るみになったのは4月24日。 (佐々木カメラマン)「現場となった焼却炉でしょうか。煙突が確認できます」 道内屈指の観光スポット・旭山動物園に衝撃が走りました。 「動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した。数時間かけて燃やした」 妻の鈴木由衣さんと連絡がつかなくなったのは3月下旬ごろ。 4月に入って由衣さんの親族から警察に相談があり23日から捜査が始まりました。さらに―。 (山岡記者)「防護服を着た捜査員が多数確認できます」 警察は4日連続で鈴木容疑者の自宅を捜索しました。 近くに住む人は4月に入ってから、すでに鈴木容疑者の異変を感じていました。 (近隣住民)「4月7日にご飯を届けた。母さん(妻は)どうしたのって言ったら東京に行ったと私に言うから、その1週間後に嘘ついてるんじゃないの?入院してるんじゃないの?って言ったら、入院してないよって言うから。違和感はあったね」 一方で、鈴木容疑者の知人は由衣さんの話はほとんど聞いたことがないといいます。 (鈴木容疑者を知る人)「基本的に奥さんの話が出てくることはほぼない。いつも飲みに行ったら(鈴木容疑者は)帰らない。一度、家が怖いのかと誰かに言われたとき、(鈴木容疑者が)すごく怒ったのは覚えている」 鈴木容疑者は由衣さんに対し「残らないよう燃やし尽くしてやる」と脅していたとみられることがわかっていますが、夫婦に関する警察への相談歴はありませんでした。 鈴木容疑者の供述はほかにも―。 「動物園の営業時間外の夜間に遺棄した」 旭川市によりますと焼却炉の操作は1人でも可能で、解剖済みの動物を焼くため、深夜に使用する場合もあるといいます。 その一方で、使用できる人は限られていました。 (旭川市経済部 浅利豪部長)「使用できる人は動物園の職員のみ。その他の市の職員であろうが、民間業者であろうが、使用できない」 関係者によりますと鈴木容疑者は焼却炉に日常的に入れる立場だったとみられています。 事態が明るみになってから1週間―。警察は鈴木容疑者が由衣さんを殺害した可能性を視野に捜査しています。