逮捕の元交際相手、娘に120万円以上の借金か 事件前に借用書作成も 大阪母娘殺害事件

大阪府和泉市の集合住宅で住人の母娘が刺殺された事件で、娘への殺人容疑で逮捕された元交際相手で無職、杉平輝幸(てるゆき)容疑者(51)=堺市堺区=が、娘から少なくとも120万円以上の金を借りていた可能性があることが2日、娘の知人への取材で分かった。知人は「2人の間には金銭問題があった」と証言。府警和泉署捜査本部も同様の情報を把握しているといい、詳しい経緯を調べている。 死亡した娘の社会福祉士、村上裕加(ゆか)さん(41)の知人で40代男性によると、裕加さんは杉平容疑者の生活費や携帯電話代など毎月10万円ほどを負担していると男性に説明。生活の面倒をみているが、杉平容疑者が貸した金をギャンブルに使っているとも話していたという。 事件前には杉平容疑者が金銭を借りたとする借用書を裕加さんが作成していた。府警もこの借用書について把握しているという。 府警によると、杉平容疑者は4月8日の明け方、裕加さんと、母親の無職、和子さん(76)の自宅で裕加さんの首などを刃物のようなもので突き刺すなどして失血死させたとしている。 杉平容疑者は「持ってきた包丁で複数回刺し、殺した」などと容疑を認めており、和子さんの殺害もほのめかしているという。司法解剖の結果、2人は少なくとも十数カ所の刃物による傷があり、身を守る際にできる傷もあった。 捜査関係者によると、事件発生時間の前後、杉平容疑者の自宅から、杉平容疑者とみられる人物が2人が住む集合住宅まで自転車で往復する姿や、数時間周囲をうろつく姿が防犯カメラに写っていたという。 府警は2日、杉平容疑者を大阪地検堺支部に送検した。車両の後部座席中央で捜査員に挟まれて座った杉平容疑者は、目線を下げうつむいていた。

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