〈「細い血がぴゅーっと飛び、指が落ちた」“伝説のヤクザ”が映画撮影→小指1本30万円で“出演者が本当に指を切断”…監督になった安藤昇の異常すぎる撮影方法〉 から続く “伝説のヤクザ”として名を馳せ、俳優としても強烈な存在感を放った安藤昇。その出演作の中でも異色といえるのが、田中登監督による『安藤昇のわが逃亡とSEXの記録』である。実際の事件を下敷きにしながら、これまでの男社会中心のヤクザ映画とは一線を画し、女性との関係に光を当てた作品だった。 逃亡の日々を軸に、多くの女性たちとの濃密な関係が描かれた本作。そこには、安藤昇という男の内面や価値観が色濃くにじみ出ている――。大下英治氏の著書『 安藤組 修羅たちの戦い 』(宝島SUGOI文庫)より、その実像をひもとく。(全2回の2回目/ 1回目 につづく) ◆◆◆