磐越自動車道で高校生ら21人が死傷したバス事故を受け、花角 英世 新潟県知事は、高校などの部活動の移動について移動方法の実態を調査すると、5月12日の会見で明らかにしました。 この事故は福島県の磐越道で5月6日、北越高校(新潟市中央区)のソフトテニス部員が乗ったマイクロバスが事故を起こし、21人が死傷したもので、バスを運転していた若山 哲夫容疑者(68)が過失運転致死傷の疑いで福島県警に逮捕されています。 【花角 英世 新潟県知事】 「痛ましい事故で、重大な事案だと受け止めている」 花角知事は会見で、全ての県立高校と私立高校に対し、部活動の校外への移動方法について緊急的に実態調査することを明らかにしました。 安全上の問題が疑われる場合は改善を求めていくとし、地域への移行が進む中学校の部活動についても調査を検討するということです。 【花角 英世 新潟県知事】 「緊急的な通知の中でも『現場任せにしないで組織的にチェックしてください』と入れている」 調査時期は未定で、調査項目は事故の事実関係を踏まえながら今後決めていくとしています。 一方、他県では安全を守るための取り組みが進められています。 大分県では2006年から、大型や中型バスを運転する高校教員や保護者らを対象に、実技を含む安全運転講習会の受講を義務づけました。 しかし、そうした中でも2009年に野球部員ら47人が乗った大型バスが横転し、生徒1人が死亡する事故が発生。 その後は安全運転講習会の受講を2年に1回から年1回に変更し、受講費用は大分県が負担しています。 ただ、2011年にも野球部の移動中にマイクロバス事故で1人が亡くなる事故が発生したことをうけ、高体連主催の大会に参加する際は、ドライバーの人件費3分の2を大分県が補助することにしました。 今年度は約2000万円を予算を組んでいるということです。 こうした取り組みもあり、大分県では2012年以降、部活動のバス移動の際に人身事故は発生していないということです。