「米国51番目の州」発言に反発 国を挙げてトランプ大統領を嘲笑

カラカス、ベネズエラ、5月14日 (AP) ー 今週、トランプ米大統領は2日連続で、ベネズエラを米国の51番目の州にする意向を示した。直近の発言は12日の「Truth Social」への投稿で、ベネズエラ全土が米国旗で埋め尽くされた地図が添えられていた。 過去25年間にわたりベネズエラの主権を疑うような発言は、同国の指導者を含む政府高官から即座に嘲笑を浴びてきた。 ベネズエラ与党は1月3日、マドゥロ大統領が米国に拘束された数時間後、首都カラカスでデモを組織し、「グリンゴ、帰れ」というシュプレヒコールを掲げた。 デルシー・ロドリゲス暫定大統領は11日、記者団に対し、ベネズエラが米国の51番目の州になる計画はないと述べた。この発言は、トランプ大統領がその動きを「真剣に検討している」と発言した直後に出されたものだ。大統領はカナダについても同様の発言をしている。 「そのようなことは予定にない。決して予定されることはない」とロドリゲス暫定大統領は語った。「なぜなら、ベネズエラ国民が何かを持っているとすれば、それは独立への愛だからだ。我々は独立の英雄たちを愛しており、国家の完全性、独立、そして歴史を守り続ける」 トランプ政権はその後、危機に瀕した同国を立て直し、ロドリゲス暫定大統領の政治運動であるチャビズモに、その教義に長年伴ってきた反米感情を放棄させるべく、段階的な計画を実施してきた。 米国は2019年、マドゥロ前大統領が再選勝利を宣言した翌年、マドゥロ前大統領をベネズエラの正当な指導者として認めなくなった。その選挙は、野党や候補者の参加が禁じられたことから、広く偽装選挙と見なされていた。 マドゥロ前大統領と妻のシリア・フローレス夫人は、1月3日に逮捕された後、麻薬密売の容疑でニューヨークに連行された。両者とも無罪を主張しており、現在もブルックリンの拘置所に収監されている。 政府支持者は、マドゥロ前大統領が拘束された直後の数日間、米国に対する扇動的な態度を露わにし、米国旗を燃やしたり、「グリンゴ、帰れ」と書かれたプラカードを掲げたりした。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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