郡山市熱海町の磐越道上り線でマイクロバスがガードレールに衝突するなどし、北越高(新潟市)の男子生徒1人が死亡、17人が重軽傷を負った事故で、運転していた新潟県胎内市の無職の男(68)=自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕=が免許証を返納するよう新潟県警から2度、促されていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、新潟県警は65歳以上の高齢者などが1年間で3回以上事故を起こすと、返納を促している。男は4月に2度、促されたという。男は今回の事故の数カ月前から複数回、事故を繰り返すなどしていたとされる。また事故後、バスに乗っていた複数の生徒が「事故前から危険な運転だった」と証言しており、福島県警は男が安全に運転できる状態にあったかどうか捜査している。 福島県警は14日、男が運転していたバスの車体の検証を始めた。郡山市の福島県警高速隊郡山分駐隊の敷地近くに保管していた車両やガードレールを同市の事業所に移し、状況を調べた。車両にはドライブレコーダーが搭載されておらず、破損状況などを確認して衝突時の速度や衝突状況などを調べる。 男は、制限速度が80キロの現場を「90~100キロ出していた」「曲がりきれなかった」と供述している。現場は緩やかな右カーブで、捜査関係者によると、男の供述通りであれば、カーブを曲がりきることに大きな困難があるとは考えにくく、福島県警は事故当時のバスの速度や速度以外の事故原因を詳しく調べている。