【05月17日 KOREA WAVE】韓国・光州市内で深夜に女子高生を殺害したとして拘束されたチャン・ユンギ容疑者(23)は、交際の求めを拒んだ外国人女性を犯行対象にしていたものの、この女性を見つけられず、女子高生を殺害したことが分かった。 警察は当初、動機が不明確な犯罪と推定していたが、チャン容疑者の事前準備や証拠隠滅の行為などが明らかになり、計画性と目的を持った犯罪と結論づけた。検察に送致されたチャン容疑者は、重大犯罪容疑者として光州で初めて身元が公開された。 光州光山警察は14日、殺人、殺人未遂、殺人予備などの疑いでチャン容疑者を拘束したまま検察に送致した。 チャン容疑者は、5日未明、光州・光山区月渓洞の大学近くの道路で、女子高生(16)を刃物で刺して死亡させ、悲鳴を聞いて助けに来た男子高校生(17)にも刃物を振るって重傷を負わせた疑いが持たれている。 警察は、チャン容疑者がアルバイト先の同僚で、自身をストーカーとして通報した外国人女性を殺害するため犯行を準備していたと判断し、殺人予備容疑も加えた。 チャン容疑者は、女子高生殺害の2日前の3日午後、この女性にストーカー行為をし、警察に関連通報が寄せられた。同日未明、女性に交際を求めたが拒否されると脅迫し、殺害を決意した後、午後に刃物2本と手袋を購入した。 恐怖を感じた女性は同日午後、別の地域に引っ越したが、その事実を知らなかったチャン容疑者は、警察からのストーカー警告メッセージを認識していたにもかかわらず、約30時間にわたり女性を探して先端地区を歩き回った。 その後、女性を見つけられず怒りが極に達し、犯行対象を一人で歩いていた女子高生に変え、約15分間尾行したうえで刃物で殺害した。悲鳴を聞いて助けに来た男子高校生にも危害を加えた。 犯行後、自身の車やタクシーなどで逃走したチャン容疑者は、犯行から11時間後、自宅前で警察に緊急逮捕された。逮捕当時、犯行に使った刃物のほか、包装を開けていない刃物1本を所持していたが、これは外国人女性を殺害するために残していたものと調べられた。 警察はチャン容疑者のストーカー行為と性暴力犯罪について追加捜査を進めている。チャン容疑者は、犯行場所として人通りが少なく、防犯カメラがない場所を選んだことも取り調べ査で分かった。チャン容疑者は警察の調べに「車を止めやすい場所だったので犯行場所に選んだ」と供述した。 しかし警察は、この場所が通学路でありながら夜間は人通りが少なく、防犯カメラが設置されていない点などが犯行に影響したとみている。現場はチャン容疑者の住居から車で5〜10分の距離でもあり、普段から地理に慣れていたチャン容疑者がこの点を把握して犯行場所に選んだ可能性も高い。 住民はこれまで、この一帯の安全問題を継続的に提起し、防犯カメラの設置を求めてきたが、大通り沿いであることなどを理由に優先順位から外れ、設置されていなかった。警察は事件後、現場に防犯カメラを設置し、樹木の整備や照度改善などの環境改善措置を光山区に要請した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News