「指示役」疑いの夫妻逮捕 被害者次男宅でも窃盗 栃木強殺事件

栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で起きた強盗殺人事件で、県警下野署捜査本部は17日、横浜市港北区小机町、無職、竹前海斗(28)と妻の無職、竹前美結(25)の両容疑者を強盗殺人容疑で逮捕した。2人は指示役とみられる。事件の逮捕者は計6人となった。捜査本部は、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)の関与を視野に、他に上位の指示役がいるとみて全容解明を急ぐ。 捜査本部によると、竹前海斗容疑者は事件当時、県内にいたことが確認されている。事件現場から離れた場所で、実行役の4人に指示を出していたという。 竹前容疑者の関与は現場の証拠などから浮上し、17日未明、東京・羽田空港の国際線ターミナルで逮捕された。海外に逃走しようとしていたとみられる。 捜査本部は14~16日、いずれも神奈川県在住で16歳の高校生の少年4人を強盗殺人容疑で逮捕した。現場にいたのは少年4人で、4人が実行役とみている。4人は同じ車に乗って現場に向かったとみられ、4人のうち誰かが無免許で運転していたという。 4人のうち2人は過去に同じ高校に通っていたが、現在は4人とも別の高校という。15日に逮捕された少年と16日に逮捕された少年は知人だった。捜査本部は、4人と指示役との接点や関係性を調べ、他にも複数の指示役がいるとみて捜査している。 事件は14日午前9時23~28分ごろに発生。上三川町の自宅で会社役員、富山英子さん(69)が凶器で刺されるなどして死亡し、駆けつけた富山さんの長男と次男もバールのようなもので殴られて負傷した。 捜査本部によると、富山さん宅付近では事件発生前の4~5月、不審車両や不審者の目撃情報が相次ぎ、県警がパトロールを実施していた。4月上旬には、富山さんの次男宅で窃盗事件が発生。容疑者は逮捕されておらず、実家の住所が書かれたものが盗まれたという。侵入の手口が今回の強盗殺人事件と似ているといい、関連を捜査している。【大場あい、藤田祐子】

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