栃木県で起きた強盗殺人事件では、発生前から現場周辺で不審な車の目撃情報が相次いでいました。取材を進めると、神奈川県で急増する車の盗難と関連がある可能性が出てきました。 ■警察庁が警戒強化 警察庁 楠芳伸長官 「住宅地を周回するなど、不審な動きをする車両や人物を発見した場合には、ちゅうちょなく職務質問を実施する」 18日、強盗を未然に防ぐために、下見などの行為への警戒強化を指示した警察庁長官。 栃木の強盗事件では、事件の前から、現場周辺で不審車両の目撃が相次いでいました。 不審車両を目撃した人 「(Q.どういう不審車両?)黒のホンダで横浜ナンバー333」 警察によると、このナンバープレートは盗難されたもので、特徴が似た車は別の窃盗未遂事件でも使用された疑いがあるということです。 番組が取材を進めると、逮捕された少年らが住む相模原市内では最近、神奈川のナンバーの車が狙われる事象が相次いでいることが分かりました。 相模原市在住(40代) 「目が点ですよね、単純に。あれ?ない!みたいな。何にもなかったですね」 14日、40代の男性は出勤しようと家を出たところ、駐車場に置いていた愛車がなくなっていたことに気付きました。警察にも通報しましたが…。 相模原市在住(40代) 「(Q.(車が)目立つので見つかりそう?)バラバラに解体されてると思うんですよね。自分の友達がパクられた(盗まれた)時は、山に捨てられていて、消火剤をまかれてたらしいんで。要はもう指紋消すためにみたいな」 同じような被害は、ほかにも…。 相模原市在住(20代) 「ハイエースの中で作業している時に、いきなり男の人が来て『ハイエース売らない?』みたいな話をされてまして」 相模ナンバーの車で、女性の自宅前に乗りつけ、車の中にまで入り込んできたという不審な人物。 「いろいろと話をしていた時に、男が勝手にハイエースの鍵を持ち去ろうとして、『それ、私のハイエースの鍵だよ』と言ったら、『ごめん、間違えちゃった。俺の鍵と似てるから』と言って返してはくれたんですけど、何も言わず、後ずさりして」 その後も、近所で同じ車種で、相模ナンバーの不審な車を何度も目撃しているという女性。関連は分かりませんが、近くに住む女性の友人も最近、車を盗まれたといいます。 ■神奈川県内の捜査がカギに 神奈川県警によると、県内の自動車盗難の認知件数は、3年間で2倍以上に急増。専門家は、盗まれた車のナンバープレートが強盗事件などに悪用されていると指摘します。 元警視庁捜査1課長 刑事 佐藤誠氏 「(犯罪グループが)ナンバーを何で警戒するかっていうと、Nシステムを怖がっているから。夜でも確実に捉えられるから(ナンバーを)一カ所につけておくと、点が線になっちゃうから。これはもうちょっとやめて、1週間後に(ナンバーを)変えようと」 佐藤氏は栃木県の強盗事件について、神奈川県内の捜査がカギになるとみています。 「間違いなく神奈川が拠点、これは。だってホシ(実行犯の高校生)も神奈川。この夫婦も神奈川でしょ。神奈川ナンバーでしょ。(神奈川で)車が盗まれまくってるでしょ。神奈川が拠点のトクリュウだと思う」 (2026年5月19日放送分より)