交流サイト(SNS)を通じて人を集め、犯罪に加担させる「闇バイト」の危険性を理解する防犯講話が20日、茨城県境町の県立境高(榊原洋子校長)で開かれた。16歳の高校生が関わった栃木県の強盗殺人事件を受け、同校と県警境警察署(田代渉署長)が協力して実施。1、2年生計約430人が犯罪に手を染める恐ろしさを学んだ。 同事件は14日に発生、男子高校生4人が逮捕された。「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」が関与している可能性が高く、4人は実行役として関わったとされ、闇バイトに応募したことがきっかけだったとみられている。 防犯講話の講師は同署生活安全課長の鶴田剛さんが務め、「闇バイトはアルバイトでも仕事でもない。犯罪」と断言。「高額報酬」や「即日即金」などで検索するとさまざまな案件が出てくるが、それが闇バイトにつながると説明した。秘匿性の高い「シグナル」などのアプリに誘導され、「個人情報を取られ、自宅が突き止められ、家族を殺すなどと脅される」と実態を述べた。 高校生であっても、強盗殺人のような凶悪な犯罪に手を染めた場合、厳しく処罰されることを解説。「甘い言葉には絶対乗らない。もし関わったら必ず大人や警察に相談してほしい。やろうとしている人がいたら、警察に逃げ込んでと伝えて」と訴えた。 講話を聞いた東原志遠さん(16)は「甘い誘いに乗らない、個人情報を送らないことを徹底したい」と話した。