2年前、北海道江別市で男子大学生が集団暴行を受けて死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われている21歳の女ら3人の裁判員裁判がきょう、札幌地裁で始まります。 ■強盗致死罪などに問われた注目の裁判員裁判 強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告(21)と、犯行当時18歳の高校生だった男、当時17歳の少年の合わせて3人です。 起訴状などによりますと、3人は2024年10月、ほかの3人と共謀し、江別市の公園で、大学生の長谷知哉さん(当時20)に殴る蹴るの暴行を加えたうえ、キャッシュカードなどを奪い、長谷さんを死亡させた罪などに問われています。 捜査関係者によりますと、死亡した長谷さんは当時、翌年から就職活動が本格的に始まるとして、交際していた八木原亜麻被告(強盗致死罪などで起訴)に対し、交際関係に期限を示すような別れ話をしたことで事件に発展したとみられています。 6人は、長谷さんの全身に複数のあざができるほど激しく暴行を加えた上、「全部出せ。全額」「クレジットカードもな」「銀行カードあんのか」などと言い、クレジットカードやキャッシュカード、衣服などを奪いました。 ■数百発の暴行 スマホで撮影も 殴る蹴るの暴行は数百発に及び、長谷さんは外傷性くも膜下出血、硬膜下出血、腰椎の骨折などの重傷を負い、死亡しました。 暴行の様子や長谷さんに謝罪させる動画は、スマートフォンで撮影されていて、川村被告らは長谷さんのクレジットカードを使って、現場近くのコンビニでたばこや弁当を購入。長谷さんを公園に放置した上で、キャッシュカードで現金を引き出したり、その金でラーメンを食べたりしていました。 この事件を巡っては、少年2人を含む逮捕された6人全員が強盗致死罪で起訴されています。 今回の裁判員裁判では、3人の被告は起訴内容を認める方針とみられていて、量刑が争点になるということです。