【05月25日 KOREA WAVE】韓国でタレントや俳優の自宅を狙った強盗や窃盗事件が相次ぎ、住宅の防犯体制に対する懸念が高まっている。ソウル市内にある俳優のキム・ギュリさんの自宅に男が押し入り、女性2人が負傷する強盗傷害事件が新たに発生。過去1年間にも人気タレントらの被害が相次いでおり、いずれもセキュリティーの隙を突かれやすい一戸建て住宅などが標的になっていることから、警察当局が注意を呼びかけている。 ソウル市鍾路(チョンノ)区の観光地「北村韓屋村」にある俳優キム・ギュリさんの自宅に20日、男が侵入した。犯行自体は未遂に終わったものの、室内でもみ合いになり、キムさんを含む女性2人が負傷して病院で治療を受けた。 通報を受けた警察は21日午前0時ごろ、40代の男を強盗傷害容疑で緊急逮捕した。男がキムさんを特定して犯行に及んだかどうかなど、詳しい動機について追及している。 韓国芸能界では、ここ1年で同様の住居侵入犯罪が頻発している。 2025年11月には、京畿道九里市の高級住宅団地にある俳優ナナさんの自宅に30代の男が無断侵入。ナナさん母娘を凶器で脅して金品を奪おうとした。母娘は抵抗の末に男を取り押さえて警察に引き渡したが、この過程で負傷した。強盗傷害罪に問われた男に対し、検察側は懲役10年を求刑している。男は「ナナの自宅とは知らなかった」と供述する一方、現行犯逮捕された後に「ナナさんから殺されかけた」としてナナさんを殺人未遂容疑で逆告訴したため、先月、虚偽告訴の疑いで追送致されるなど公判は泥沼化している。 また、2025年4月には、人気タレントのパク・ナレさんがソウル市龍山区の一戸建て住宅で空き巣被害に遭った。30代の男に貴金属など数千万ウォン(数百万円)相当の金品を盗まれた。同種の前科があった男は、盗品を市場に流通させていた。男は「パクさんの家とは知らなかった」と供述しており、2026年4月に懲役2年の実刑判決が確定している。 警察関係者は、一連の3事件がいずれも管理人が常駐する高層マンションなどの共同住宅ではなく、一戸建てや高級ビラ(低層集合住宅)で発生している共通点を指摘。「芸能人の住居情報がネット上で一部特定されていた可能性も含め、防犯カメラの増設や施錠の徹底など、個別のセキュリティー強化が必要だ」と警鐘を鳴らしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News