闇バイト強盗などの「標的情報」が出回っている可能性…複数の「トクリュウ」グループが情報もとに強盗・窃盗か 同じ場所が狙われるケース相次ぐ

東京・新宿区の酒店が立て続けに強盗や窃盗の標的となる事件がありました。住宅など同じ場所が狙われる事件は各地で起きていて、警視庁は同じ標的情報が出回っている可能性があるとみて調べています。 大量の手袋に、登山で使用する「ステッキ」。クマよけのスプレーもあります。東京・百人町で起きた強盗未遂事件の押収物です。 これは、先月7日の事件発生直後の映像。細い曲がり道を男たちが走り去っていきます。手には先ほどの「ステッキ」のようなものも見えます。 男たちは酒店の事務所に配達員を装って押し入り、クマよけスプレーをまいて金品を奪おうとしたとみられています。 この事件をめぐり、動きがありました。栃木県矢板市の職業不詳・安達慎哉容疑者(20)や男子高校生2人などあわせて6人が、強盗未遂などの疑いで逮捕されたのです。 安達容疑者は、犯行に使う道具を準備する役割だったといいます。 警視庁によりますと、6人の関係はこうです。初めに19歳の少年が「闇バイト」に応募。小・中学校の同級生2人と友人の高校生2人、逃走中の高校の同級生(20)のあわせて5人を誘ったということです。 実はこの酒店が事件の被害に遭うのは、初めてではありません。 記者 「少年たちに狙われた酒店では、実はさらに1か月前にも窃盗未遂事件が起きていました」 捜査関係者によりますと、3月にも3~4人のグループがこの店の窓ガラスを割って侵入し、金品を盗もうとしたといいます。 捜査関係者 「複数のトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の間で、同じ標的情報が出回っている可能性がある」 捜査関係者は、2つの事件はそれぞれ異なるグループが関わっているとみていますが、「複数回狙われる」ケースは各地で確認されています。 今月22日、警察は、さいたま市の住宅に侵入してシャッターを壊したとして男2人を逮捕。この住宅では、今年2月にも多額の現金などが盗まれたほか、4月にも敷地内に不審者が侵入していて、住人の男性は警察の助言を受けて別の場所に避難していました。 また、東京・小金井市ではきょうまでに、強盗に入る準備をしたとして男3人が逮捕されました。何度も侵入被害にあった住宅が狙われたとみられています。 同じ場所が狙われる背景について、捜査関係者は次のような可能性も指摘します。 捜査関係者 「指示役が実行役に『もう1回行け』と指示をしてやらせているパターンや、上手くいかなかった時に別の実行役にリベンジさせているパターンもある」 新宿区の窃盗未遂事件をめぐっては、90キロも離れた栃木県上三川町で起きた事件との関連も浮かび上がっています。 これは、上三川町の強盗殺人事件の現場近くで目撃された不審な黒い軽ワゴン車。この車が、新宿の窃盗未遂事件で使われていた車と同じとみられているのです。 警視庁は情報収集を進めるとともに事件の背景を調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする