一般社団法人犯罪被害者等支援の会・佐藤咲子さん:「父さんも母さんも死んだんだぞ。殺されたんだぞって、私は達磨ストーブのそばで『えっ父さん母さん殺された』『えっ』て思って」 両親を散弾銃で殺害されたあの日の記憶…子どもたちに伝える。 ■命の大切さを学ぶ 5月21日、福島県田村市の大越中学校で行われたのは命の大切さを学ぶ授業。 「(両親にあった時)本当にこの世にこんなに冷たいものがあるのかと思うほど両親の身体がとても冷たかったです」と講師の犯罪被害者等支援の会・佐藤咲子(さとうさくこ)さんが語るのは15歳の時に経験した記憶だ。 ■15歳の壮絶な記憶 昭和39年12月、岩手県の旧川井村で起きた強盗殺人事件。散弾銃を持った男が佐藤さんの実家に押し入り両親を射殺した。佐藤さんは「父は喉を撃たれていたために縫い合わされた顔の傷跡が痛々しくて、母は真っ白な顔で目を閉じてました。母の目から一筋涙がこぼれていました」と当時の様子を語る。 壮絶な経験を伝える佐藤さんの言葉に生徒は…「自分自身も命を大切にして周りの人たちも命を大切にしていこうって話したいと思いました」と話す。 ■若者が命を奪う犯罪も 一方で5月14日、栃木県で起きた69歳の女性が殺害された強盗殺人事件では、16歳の少年4人を逮捕。若者が命を奪う犯罪に手を染めることも。 中学生は「(同じ年代の人たちが)人の命の大切さって言うのは分かっていると思いますけど、そういう行動をするというのは自分の中では考えられない行動をしてしまっていて、絶対取り返しがつかないことだと思うので」と話す。 ■命の大切さを 佐藤さんは命の大切さと正しい道を歩んでほしいと訴える。「私のような悲しみの人生を生きてほしくない。何が正しいか判断して決して悪いことには手を染めない。(何かがあったら)お父さんお母さんに相談する。自分の命は自分で守る。自分の人生は自分で守って」と佐藤さんは語った。 被害者も加害者も生み出さない社会を。心の痛みが消えることはない。