デュア・リパ、エプスティーン関連報道を批判「被害者全員に対して著しい不義」

デュア・リパが、エプスティーン・ファイルに名前が挙がった、多くは未成年の被害者たちへの配慮が欠如していると感じる現状に声を上げた。 現地時間2026年3月15日に公開されたデュア・リパのブック・クラブ・ポッドキャスト『サービス95』の最新エピソードで、彼女はゲストの作家ロクサン・ゲイとの対談中に、億万長者で性犯罪の有罪判決を受けた故ジェフリー・エプスティーンの話題を持ち出した。デュアは、「あれらの犯罪の報じられ方、使われてきた言葉は、被害者全員に対して著しい不義を働いてきました」と述べた。 そして、「人身売買された子どもたちである被害者について書くのではなく、未成年の少女たちとセックス・パーティーについて語る記事ばかりであることが頭から離れません」と続け、「何か薄いベールをかぶせて……誰を守るためなのかわかりませんが、読者のためなのか……あるいは起きていることを覆い隠そうとしているように感じます」と語った。 エプスティーンは2019年、未成年者を巻き込んだ性的人身売買組織の運営容疑で逮捕され裁判を待つ中、収監中に自ら命を絶った。なお、彼はその容疑については無罪を主張していた。それ以前にも未成年者への売春勧誘の罪で13か月の実刑を受けている。 デュアの指摘が示すように、エプスティーンの犯罪に関連する数百万件のファイルが1月30日に公開されて以降、議論の多くは被害者そのものではなく、エプスティーンおよびその共犯者ギレイン・マックスウェル(現在、事件への関与により20年の実刑を服役中)と関係のあった著名人の名前に集中してきた。ドナルド・トランプ米大統領、ビル・クリントン元大統領、イーロン・マスク、ビル・ゲイツ、英国のアンドリュー王子らの名前が文書に記載されていたが、いずれもエプスティーンとの関連における不正行為を否定している。 音楽界では、ケイシー・ワッサーマンが最近、自身が経営するタレント・エージェンシーを売却した。チャペル・ローン、オーヴィル・ペック、ジジ・ペレスらを抱えていた同社だが、3人はいずれもこの件を受けてエージェンシーを離れている。エプスティーン・ファイルにおいて、ワッサーマンが2003年にマックスウェルと交わしたメールが公開されたことが発端だった。この騒動を受けて発表した声明で、同音楽業界の大物は、「20年以上前、彼女の恐ろしい犯罪が明るみに出るはるか以前にギレイン・マックスウェルと交わした書簡を深く後悔しています。ジェフリー・エプスティーンとは個人的にも仕事上でも関係はありませんでした」と述べた。 デュアはこれまでも困難な政治的問題について積極的に発言してきた。パレスチナの人々とガザの人道的危機についても長年にわたって声を上げてきた。 音楽活動では、米ビルボード・ソング・チャート“Billboard 200”で2位を記録した2024年の『ラジカル・オプティミズム』が最新リリースとなっている。

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