違法薬物、運動部員やプロ選手も 専門家「プレッシャー」指摘

乾燥大麻を所持したとして、バレーボール日本代表の佐藤駿一郎容疑者(26)が警視庁に逮捕された。 近年、大学の運動部員やプロ野球選手らが違法薬物事件で摘発されるケースが相次いでおり、専門家は「レギュラー争いなどのプレッシャーや入手のしやすさが背景にあるのではないか」と指摘している。 日本大アメリカンフットボール部では2023~24年、複数の部員が大麻を所持したなどとして逮捕や書類送検された。25年には国士舘大の柔道部員が逮捕された。 今年1月には、「ゾンビたばこ」などと呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして、プロ野球広島カープの元選手が医薬品医療機器法違反容疑で逮捕され、その後有罪判決を受けた。 薬物問題に詳しい長崎国際大の山口拓教授(神経薬理学)は「アスリートには厳しい練習やレギュラー争いなど、さまざまなプレッシャーがあり、それを和らげる目的があるのではないか」と指摘。大麻は比較的安く簡単に入手できるとし、入手しやすさが若者らに広まる要因の一つとみられると分析する。 山口教授は「大麻成分入りのクッキーを食べ建物から飛び降りたケースもある。大麻の危険性の周知が重要だ」と訴えた。

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