佐賀市川副町ののり面に女性=当時(79)=の遺体が遺棄された事件で、佐賀県警は3日、強盗殺人と住居侵入の疑いで、次男で韓国籍の無職の男(53)=滋賀県湖南市若竹町、死体遺棄容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は、4月20日夜ごろから翌21日未明ごろまでの間、川副町で一人暮らしをしていた母親方に侵入し、手やタオルで首を締め付けるなどして殺害した上、通帳1通を奪った疑い。容疑者は「事実が合っているかどうかを含め、私が弁解したい内容は弁護士と相談して答えたいと思う」と認否を留保している。 県警捜査1課によると、容疑者は無施錠の玄関から侵入したとみられる。遺体は、女性が畑として利用していた佐賀空港近くののり面で見つかった。半袖と長ズボンを着用し、白色の長靴を履いていた。体の一部分に骨折のような箇所も確認された。白骨化が進み、司法解剖の結果、死因は不詳だったが、引き続き調べている。 県警は容疑者が自分名義の車で遺体を運んだとみている。関係者によると、再逮捕の前には女性の殺害をほのめかす供述もしていて、詳しい経緯や動機を調べる。 容疑者は、母親殺害から約3週間後の5月8日に佐賀南署を訪れて母親の行方不明届を出し、同12日に自ら「佐賀空港近くの土手に死体がある」と110番した。 佐賀地検は3日に勾留満期を迎えた死体遺棄容疑に関し、「捜査中で(処分については)回答できる状況にない」としている。(取材班)