闇バイトで詐欺の「受け子」を勧誘したとして、出水署と県警捜査1課、組織犯罪対策課は12日、職業安定法違反(有害業務目的労働者募集)の疑いで、指定暴力団住吉会系組員の無職男(25)=神奈川県厚木市中依知=ら男2人を逮捕したと発表した。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)のリクルーター役とみて調べる。 県警が5月、強盗の目的で出水市に集まったとして、強盗予備などの疑いで5人を逮捕した事件の捜査で浮上した。 ほかに逮捕されたのは、神奈川県愛川町中津、とび職男(20)。2人の逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し、4月中旬、鹿児島県外の10代男性に、匿名性の高い通信アプリで「一発逆転の仕事」「Sだよ」などとメッセージを送り、詐欺の受け子役に勧誘した疑い。 県警によると、2人は知人で、10代男性と面識がある。「S」は詐欺の隠語とみている。強盗予備容疑事件で押収したスマートフォンなどを精査した。 組員の男については、鹿児島地検が12日、処分保留とした。県警は同日、別の面識のある10代男性に同様の手口で「月100万円は稼げます」などと送り、詐欺など犯罪の実行役に勧誘した疑いで再逮捕した。