横浜市内の住宅に10代男性を監禁した疑いで、75歳の女が逮捕された。 女は、自らを「神の取次者」と称する男の母親で、この事件で8人目の逮捕者となった。 ◆逮捕前に取材に応じ、容疑を否定 “神の取次者”を名乗る男の母親が新たに逮捕され、19日送検された。 神奈川・横浜市の会社役員・村上恵美容疑者(75)は、監禁の疑いが持たれている。 逮捕前のインタビュー取材に対し、監禁を否定していた。 村上恵美容疑者: 違うんです。監禁なんてどうやってできるのよ。青天のへきれき。 村上恵美容疑者は、自らを“神の取次者”と称する息子の村上有容疑者(46)ら7人と共謀し、10代の男性を横浜市内の住宅に監禁した疑いが持たれている。 恵美容疑者と有容疑者の2人は親子でコンサルティング会社を経営していて、有容疑者は母親のことを「会長」と呼んでいたという。 母親の恵美容疑者は逮捕前の10日、自宅で「イット!」の取材に応じた。 メガネをかけ、マスク姿でカメラの前に立った恵美容疑者は、容疑とされる監禁について次のように答えていた。 村上恵美容疑者: 監禁なんかしてません。 監禁なんてできると思いますか。赤ちゃんじゃあるまいし。 (男性は)自分で勝手に出て行ったんですよ。 言いたい放題、デタラメを言っている。こんなところに監禁なんかしてません。何を…。 監禁現場とされるのは、恵美容疑者の自宅の隣の住宅だ。 有容疑者ら7人は10代男性の監禁を始めたあと、「会長がいないと話が進まない」と言い、恵美容疑者を現場に呼んだという。 その後、男性を下着姿にして取り囲み、全裸で寝かせるなどしたうえ、バリカンで髪を“逆モヒカン”にしたとみられている。 恵美容疑者はインタビュー取材で、息子・有容疑者が逮捕された9日当日に警察の捜索を受けたとも話した。 村上恵美容疑者: (警察官が)20人ぐらい来た。9日の朝7時ごろ。(自宅に)入り込んできて、「なんですか」と言ったら、(警察が)「監禁容疑で…」と。 えっ何のことと言ったが…何の話だと思ったわけ。なんでそんなことされないといけないと。 ◆被害男性の父親は有容疑者に精神的依存 この監禁事件は、2組の家族の間で起きた。 被害男性の父・辰己勝容疑者(46)の会社の経営が悪化した際、助言を受けたのが“神の取次者”を名乗る有容疑者だ。 辰己容疑者は、有容疑者を「有先生」と呼び、精神的な依存を続ける中、10代の息子を更生させる目的で有容疑者に預けたという。 村上恵美容疑者: (10代男性の)目を見て、私はこの子は直らないと思ったわけ。でも先が見えるから、うちの子は。「やめなさい」と私が言っているのに、引き取ってなんてやらないんです。普通は…。 取材班: ーーそもそも引き取るつもりはない? 逮捕前の村上恵美容疑者: 当たり前です。 恵美容疑者について、付近の住民に話を聞いた。 近隣住民: (有容疑者も宗教を)やっているんじゃないか。親があれだけ一生懸命だから。この家が新興宗教やっているんだなと。玄関入っていくと、何かまつってあるわけだから。 恵美容疑者は、10代の被害男性を“霊媒”したという。 村上恵美容疑者: あのね、1回や2回で直るものじゃないの。時間がかかるの、魔法ではないから。分かります? 警察は捜査に支障があるとして、容疑者8人の認否を明らかにしていない。 (「イット!」6月19日放送より)