米首都ワシントンのリンカーン記念堂前にあるリフレクティング・プール(反射池)で、1470万ドル(約23億7000万円)の費用を投じて改修工事を行ったばかりにもかかわらず、大量の藻が発生したり、塗装の剥離が見つかるなどのトラブルが相次いでいる問題でトランプ米大統領は22日、破壊行為によって損傷を受けたと述べた。 トランプ氏によると、池の防水被膜に約90メートルに及ぶ切れ目が見つかり、修復のため再び排水が必要になる可能性があるという。さらにトランプ氏は国立公園当局の情報として、破壊行為に関与した5人が逮捕され、さらに5人が捜査対象になっていると述べた。 しかし記者らは、現地を訪れた際にそのような損傷は確認できなかったとして説明に疑問を呈した。トランプ氏は「私自身が見た。非常に激しく切り裂かれていた」と反論した。 トランプ氏は藻の発生についても、「誰かが肥料を入れたのかもしれない。藻を発生させるために何らかの行為をした」と述べ、人為的な可能性があるとの見方を示した。 反射池の改修工事は、米建国250周年を前にトランプ氏肝いりで進められてきた。だが底面を塗り替える工事が随意契約で行われたことへの懸念が指摘されているほか、発生した藻の除去のため公園当局が過酸化水素を投入したことを巡り、池に現れる野生生物への影響を心配する声も出ている。