佐藤二朗“誠”&橋本愛“明日香”が「消しゴム事件」の犯人を暴く…衝撃の正体に「悲しすぎる」の声<夫婦別姓刑事 最終回>

佐藤二朗と橋本愛がW主演を務めるドラマ「夫婦別姓刑事」(毎週火曜夜9:00-9:54 、フジテレビ系/FODほかにて配信)の最終話・第11話が6月23日に放送された。5年前に発生した誠(佐藤)の前妻・皐月(清水美砂)殺害事件の犯人・喜多村邦弘(林裕太)殺害の真犯人と、謎に包まれていた「消しゴム事件」の真相を巡り、誠と明日香(橋本)らが奮闘する姿が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます) ■コメディー&考察ミステリー、2つの顔を併せ持つ新たな刑事ドラマ 本作は、コミカルな刑事ドラマの装いの裏に、緻密な謎と登場人物の感情が絡み合う、コメディーと考察ミステリー、2つの顔を併せ持つ新たな刑事ドラマ。物語の前半では、夫婦であることを必死に隠しながらバディ刑事として事件解決に奔走する主人公・四方田誠と、鈴木明日香、そして沼袋署員の日常をコミカルな会話劇で繰り広げながら、娘との“家族”としての成長も描いていく。 しかしその裏では、ある連続殺人事件が進行。物語が進むにつれ、その事件は次第に2人の過去や家族をも巻き込む予測不能な展開へと変貌し、衝撃の結末へと向かっていく。 ■誠、退職届&離婚届を突き出す…その時脳裏をよぎった違和感 誠の娘・音花(月島琉衣)が、殺人教唆の疑いで逮捕された。ことの発端は、音花がネットに書き込んだ「私のお母さんを殺した人を消しゴムしてほしい」という投稿だった。娘の逮捕を受け、誠は責任をとるように署長の井伏(坂東彌十郎)に退職届を提出。 さらに妻・明日香には離婚届を突きつける。明日香は「退職届とか離婚届とかそんなこと考える前にやるべきことがある」と言いつつも、半ば業務的に離婚届を受け取る。 明日香の言葉に我に返った誠は、彼女を追いかけ離婚を撤回する。2人の前には、まだ謎が山ほど残されていた。邦弘殺害は本当に消しゴム事件なのか?なぜ現場ではなくポストに白い紙を残したのか?オーナーは本当に音花の投稿を見たのか?なぜオーナーは邦弘が皐月の事件の犯人だと知っていたのか?なぜ自分たちが皐月の事件の犯人だと分かったのとほぼ同じタイミングで邦弘を殺害できたのか――? その時、誠の中である違和感が生まれる。誠は井伏署長の部屋の扉を壊して突入し、たまたま戻って来た署長から退職届を回収。そして、自分の中に生まれた仮説を話し始めるのだった。 ■「むなしくて悲しい」事情聴取で音花が明かした心の葛藤に晋吾が涙 その頃、音花は晋吾(矢本悠馬)から事情聴取を受けていた。邦弘が殺された時の気持ちを問われた音花は、犯人に対する負の感情は言ってはダメとされているが、その気持ちを父が受け止めてくれたこと、もうあきらめていた“家族の形”を手にしたこと、しかしそれは母を殺した犯人が分かり、犯人が死んだからできたことなのだと思うとむなしくて悲しいという心の葛藤を打ち明ける。晋吾はその言葉を聞き、大粒の涙を流すのだった。 ■時間が短すぎる…浮かび上がる身内の犯行と、明かされる凄惨な真相 署長、誠、明日香が沼袋署メンバーの前へ現れる。そして、「実は不可解な点がありまして話しておきたいんです」と小寺園課長(斉藤由貴)に告げる誠。 誠たちが邦弘の逮捕状を取ったのは18時、マンションに入ったのが30分後、遺体を発見したのはその15分後だった。誰かが「消しゴム」を依頼して殺すにはあまりにも早すぎる。明日香は「もしその短い時間に殺せるとしたらここにいる誰かしかいない」と言い放つ。 郡司(齊藤京子)や池田(中村海人)、小寺園課長にはアリバイがあった。そこで誠は晋吾に対し、自転車を発見して邦弘のマンションを確認した後、自分たちが到着するまでどうしていたのかと冷静に問う。「待機していた」と答える晋吾だったが、その後、淡々と衝撃の事実を語り始める。 待機中、部屋から出てきた邦弘を尾行したものの、途中でバレてしまい、廃工場で取っ組み合いになった。皐月を殺したのかと問い詰めると、邦弘は何の悪気もない様子で語り始めたという。配達の仕事でよく会い、缶コーヒーをくれたり愛想よくしてくれた皐月。自分のことを特別視していると思っていたが、私服の時に声を掛けたら気付いてくれなかった。 「あんだけ話してたのに気付いてくれなくてすげえ恥ずかしかった!しかもなんかプレゼントみたいなの持ってて。こっちは母親死んで家族めちゃくちゃになったのに、幸せそうでまじムカついた~!」と当時の心境を語り、バタバタと駄々をこねる邦弘。さらに、最後の苦しむ皐月の姿を収めた動画を見せられた晋吾は激昂し、何度も頭部を消火器で殴り殺したのだった。 ■「消しゴム事件のオーナーは僕ですよ」晋吾が掲げた歪んだ正義と誠の叫び 晋吾は、皐月が殺されたのは自分のせいだと責め続けていた。当時新人だった自分のため、誠は家族と約束していたにも関わらず張り込みに付き合ってくれた。その張り込みの最中に、皐月は殺されてしまったのだ。 その一件以来、晋吾は刑事としての考えが一変する。警察がいても殺人は減らず、いい人ばかりが殺されていく。そして、司法で裁かれても十分な刑が科されず、守られるのはいつも加害者側という現実。その理不尽さに絶望した晋吾は、「消しゴム事件」の“オーナー”となる。 偶然SNSで誰かを殺したいという投稿を目にした晋吾は、そのような人間と、殺したい人がいるが殺せない人間をマッチングさせることで、皐月のように理不尽に殺される人を減らせると考えた。「僕分かったんです。これこそが警察にできない本当の正義だって。司法に裁けない本当の裁きだって」という晋吾の言葉に、一同は絶句する。 晋吾は仇を取ったのになぜ喜んでくれないのかと大声で誠に詰め寄る。誠は「俺は自分の耳で聞きたかったよ! 自分の手で聞き出したかった! そのために俺は刑事を続けてきたんだよ! お前が殺したことで事実も理由も証拠も全部失ったんだよ!」と叫ぶ。それでも自分の行いは正義だと言い張る晋吾を、誠は力強く抱きしめ、「正義なんて! 正義なんてわかんねえけど! 晋吾! お前のは正義じゃない!」と魂の叫びをぶつけるのだった。 ■連鎖する復讐劇…そして「消しゴム事件」は終息へ 「消しゴム事件は終わりだ。お前も終わりだ」と告げた誠。しかし晋吾は静かに微笑み、「確かに僕は終わりますが消しゴム事件は続いています。仇を取る人はちゃんといます」という言葉とともに廊下にふらりと出る。 そこに現れたのは、ナイフを持った邦弘の父・喜多村拓春(竹原ピストル)だった。その瞬間、誠が晋吾を突き倒し、沼袋署メンバーが拓春を取り押さえる。「消しゴムを止めちゃだめだ! 離せ!」と叫ぶ晋吾の声が、沼袋署に虚しく響いた。 晋吾は自ら喜多村拓春に連絡をし、息子を殺した犯人を教えると言ってスマホをつないだままにすることで、自分の告白を全て聞かせていたのだった。その後の事情聴取で晋吾は「邦弘殺しは誰からも『消しゴム』の依頼は受けてない」と供述したため、音花は釈放されることとなった。 ■それぞれの新たな出発と、2人が見つけたささやかな幸せの形 音花を出迎える誠と明日香。音花は「一つだけいいことがあった。私には失敗しても帰れる場所があるんだって」と言って、誠を素通りし明日香に抱き着く。いつものやり取りに肩を落としつつ歩き出す誠だったが、その背中に音花が飛びつく。「愛してるぜ。忘れんなよジジイ」という言葉に、誠は涙を流すのだった。 数カ月後、誠は交通課へ、明日香は交番勤務になる。さらに舞台は結婚式会場へ。ウェディングドレスに身を包んでいたのは、4回目の結婚をする小寺園課長だった。 式の後、焼肉を食べる明日香は誠に「四方田さんは皐月さんと一緒のお墓に入ってね」と告げる。「私は残りの人生、焼肉をおいしく焼いてくれたり、アメリカンドックを一緒に食べたり、とんかつの端っこを美味しく感じられるだけでいいの」という、2人ならではの小さな幸せを噛みしめるのだった。 ■衝撃の結末にネット騒然 新聞ラテ欄の「縦読み」伏線回収にも絶賛の声 喜多村邦弘殺しの犯人も、「消しゴム事件」の“オーナー”も同僚の晋吾だったことが発覚した最終回。視聴者からは「今までコミカルなシーンに晋吾さんがいたからこそ、犯人だったと知って本当に悲しかった」「まだ受け入れられない…」「動機が悲しすぎる…」と悲痛なコメントが集まった。 また、SNSでは新聞の番組表における「縦読み」で真犯人を匂わせていた伏線にも注目の声が。「サブタイトルを並べると犯人の名前になるの、さすがすぎる!」「コミカルなシーンも縦読みも、次々楽しませてくれた夫婦別姓刑事、最高!」「たくさん笑って泣いて、大好きなドラマ!」と、緻密な仕掛けを絶賛する声が多数寄せられた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部

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