京都府南丹市園部町に住む小学生の安達結希さん(享年11歳)を殺害し、遺体を遺棄したとして養父の安達優季被告(37)が起訴された事件。結希さんが行方不明となった日から約3カ月、事件が起きた現場ではある“計画”も進んでいるという情報が――。 「結希さんは3月23日から行方不明となり、ちょうど3週間後の4月13日に南丹市内の山林にて遺体で発見されました。警察は遺体遺棄の疑いで4月16日未明に養父の安達被告を逮捕し、5月6日までに殺人の容疑で再逮捕し、検察が5月28日に同容疑で起訴。安達被告は3月23日に同市内の公衆トイレで結希さんの首を絞めて殺害し、同月29日に遺体発見場所で遺棄したとされています。これまでの調べに対し、安達被告は結希さんから“本当の父親ではない”などと言われたことに腹を立てて殺害した旨を供述しています」(全国紙記者) 安達容疑者が結希さんを殺害したとされる公衆トイレは、市内の観光名所として知られる渓谷「るり渓」の駐車場に設置されている。結希さんが遺体で見つかった日から約2カ月が経過した6月16日、本誌記者がこの場所を訪れたところ、一時は規制線が張られていたトイレもすでに解放されており、利用している人たちの姿も見られた。 近隣女性によると、5月末頃に公衆トイレの前で「お祓い」が行われていたという。また、今回の事件をめぐっては、新聞やワイドショーなど全国的に報じられ、南丹市が広く知れ渡ることになったが、女性は結希さんの死を悼みつつ、「このあたりは、るり渓温泉などの名所があり、圏外の方もたくさん訪れますが、事件があったことで、もはや”事件の町”というイメージがついてしまいましたね……」とも語っていた。 事件があった現場から、さらに渓谷沿いを上ったところに、結希さんが母親と安達容疑者、母方の祖母、伯父、曾祖母(いずれも結希さんから見て)の5人で暮らしていた自宅がある。 自宅前には広大な田園風景が広がっており、この大部分を結希さんの家族が所有していると見られるが、事件後もしっかりと管理が行き届いている様子だった。また、滞在中、周辺で人の出入りを見かけることはなかったものの、自宅には多くの洗濯物が干されていた。事件後の自宅周辺の様子について、少し離れた場所に別荘を所有する男性は、本誌の取材にこう明かす。 「私は毎日ここにいるわけではなく、結希さんのご家族との面識もほとんどありません。ただ、私の身内によると、以前は(結希さんの)お母さんが犬の散歩をしているところをよく見かけたそうですが、最近は見ないそうです」 また、先述した近隣女性は、以下のように語っていた。 「事件直後のご家族については、結希さんの母親を、彼女のお兄さんが献身的に支えていたと聞いていますが、結希さんの曾祖母さんは最近あまり元気がないそうです。私の母がよくお会いしていたのですが、最近は姿が見えないようです。ご自宅の窓に洗濯物はかかっているそうなので、誰かしらは住んでいらっしゃるとは思うのですが」 また前述のように、南丹市ではある“計画”が進んでいるという話も聞こえてきていた。 「事件が起きた公衆トイレを壊して、慰霊碑にする話が持ち上がっていると耳にしました。丹南市は事件後に市長が変わりましたが、その市長の計画だと聞いています」(地元出身の男性) 先述した別荘を所有する男性も、慰霊碑建立の計画について、「慰霊碑の話は私も聞きました。新しい市長が意欲を示しているのでしょう」と話しつつ、こんな見解も語っていた。 「私としては、わざわざ慰霊碑を建てることが正しいのかと言われると、そうは言い切れない。もちろん慰霊することに異論はないし、正しいこと。それでも、多くの市民から理解を得られるのでしょうか。市としては、あのような事件があったため、イメージを回復させたいのかもしれません」 ただ、本誌記者がその他の近隣住民や、園部駅周辺のコンビニ店、ホテルの従業員に対し、慰霊碑建立の件について尋ねると、一様に「知らない」と答えるのみ。その上で、6月23日に南丹市役所に問い合わせたところ、担当者も「こちらは全く存じ上げておりません」という回答が寄せられた。 慰霊碑の建立は単なるウワサに過ぎなかったのか、あるいは、結希さんのためを思う住民の有志のあいだで、そのような計画が進んでいるのだろうか――。