今から2年前、東京・上野で複数の飲食店を経営していた資産家夫婦が殺害された事件。 被害者の娘や、その内縁の夫ら合わせて7人が逮捕・起訴されたこの事件を巡り、3日、初の判決公判が開かれました。 被告人席にいたのは犯行の指示役とされる佐々木光被告(30)。 そして、実行犯に犯行を依頼した仲介役とされる平山綾拳被告(27)の2人です。 この事件の発端は2024年4月、栃木・那須町の山中で、飲食店経営の宝島龍太郎さんと妻の幸子さんの遺体が焼かれた状態で見つかったものでした。 宝島さん夫婦の遺体が発見された当時、取材に答えていたのが夫婦の娘・宝島真奈美被告(33)。 しかし、真奈美被告とその内縁の夫・関根誠端被告が宝島さん夫婦と店の経営方針などを巡って対立。 事件の首謀者とされる関根被告と内縁の妻・宝島真奈美被告に加え、実行役の若山耀人、カン・グァンギ両被告など7人がいずれも殺人などの罪で起訴されていました。 その7人の中で最初に開かれた裁判が、関根被告から依頼され実行犯の手配と宝島さん夫婦の殺害や遺体の処分などを指示したとされる佐々木被告。 そして、その計画を佐々木被告から伝えられ後輩のカン被告ら2人に殺害などの実行を依頼したとされる、仲介役・平山被告の裁判でした。 これまでの裁判で指示役とされる佐々木被告は起訴内容について…。 佐々木被告: 間違いありません。 そして、佐々木被告は知人を介して知り合った関根被告からの依頼を受けたことについて「(依頼を)断れなかったのは家族のことを言われたので、断るなら(家族を) “同じ目に遭わす”とも言われた」と供述。 事件の首謀者とされる関根被告について“権力を持っている人”との印象を持ち、逆らうと上野で仕事ができなくなると思ったと語った佐々木被告。 一方、仲介役・平山被告は「指示されたことによるもの」と起訴内容を一部否認。 平山被告: 被害者の方々に…尊い命・人生を奪い、ご遺族さまの心に決して消えない深い傷をつけてしまったこと、心より深くおわびを申し上げたい。 3日の判決で裁判長は…。 東京地裁 裁判長: 被告人両名においては、被害者夫妻とは本件以前に関係性がなかったのに本件に関与し、本件各犯行の実現に向けて必要な役割を果たしたといえる。 佐々木、平山両被告に対し検察が求刑した無期懲役ではなく懲役30年を言い渡しました。