映画『マジカル・シークレット・ツアー』大ヒット記念トークショー開催 南沙良「何回見ても楽しめる映画」

アスミック・エース配給にて、天野千尋監督作品『マジカル・シークレット・ツアー』が全国上映中。 本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが[金の密輸]で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦―。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていきます。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成しました。 この度、南沙良と天野千尋監督が登壇し、大ヒット記念トークショーを実施。本作は現地時間7月10日(金)から26日(日)まで開催される「第25回ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)」での正式上映を控えており、あわせて南が将来の活躍が期待される俳優に贈られる「ライジング・スター賞」を受賞。映画祭への渡航を控える2人が登壇した本イベントでは、会場から祝福を受けた南が受賞の喜びや作品への思いを明かしたほか、天野監督とともに撮影秘話など、本作の魅力を改めて語り尽くしました。 [大ヒット記念トークショー オフィシャル・レポート] 主婦たちが金の密輸に手を染めた実在の事件に着想を得た、映画『マジカル・シークレット・ツアー』が大ヒット公開中!7月6日(月)に渋谷のシネクイントにて大ヒット記念トークショーが実施され、主人公の和歌子(有村架純)と共に[金の密輸]に手を染める未婚で妊婦のキャバ嬢・麻由役を演じた南沙良と、本作のメガホンをとった天野千尋監督が登壇した。 公開から3週間が経ち、「スピード感もありおもしろかった」「これぞエンタメ映画」といった感想が続々と寄せられている本作。周囲からの反響について南が、「映画を2回、3回と観てくださる方が多くて、とても嬉しいです」と語ると、天野監督も、「今日は南さんがいらっしゃるからということで言うわけではないんですが、まわりの感想でも南さんの印象がすごく新鮮だったという声を多くいただいていますし、わたしも映画の中の南さんがとても好きです。なので、今日はそのあたりをたくさん話したいと思っています」とあいさつ。なごやかな雰囲気の中でトークショーがスタートした。 本作は、ニューヨーク・アジアン映画祭でのインターナショナルプレミア上映が決定。さらに南自身も同映画祭でライジング・スター賞を受賞したことについて「最初はピンとこなかったんですけど、ニューヨークに行けるかもしれないと聞いて。気持ちが高まっています」と語る南。今週末から二人揃って渡米するにあたり、「ニューヨークは2回目なんですけど、前回は時間がなくてどこにも行けなかったので、ほぼはじめてみたいな感じ。でも今回は1日オフがあるので、そのオフで何をしようかと思っていろいろと調べています」と南が語れば、天野監督も、「地下鉄とかにひとりで乗れるのか心配ですけど、映画のロケ地はまわってみたい」とコメント。南も、「わたしも『ナイトミュージアム』のロケ地(アメリカ自然史博物館)に行ってみたい」と今からワクワクが止まらない様子だった。 今回が初のタッグとなった南と天野監督。お互いの印象について質問された南が、「監督は普段からあまり変わらないですが撮影現場になると、迫力は増すかもしれない。ちょっと大きく見えます。2倍くらい」と冗談めかすと、天野監督も、「わたしはスクリーンの中の、ナイーブな役をやっている南さんしか知らなかったので、実際にお会いしたら印象が違いました。いい意味で、おおざっぱでざっくりとした方というか。陰陽でいうと、陽の部分が強い、魅力的な方だなと思いました」と述懐。その言葉に南自身も、「確かに大雑把とは言われます」と笑って返すも、あらためて「……褒められているんですよね?」と確認してみせるなど、ふたりの信頼関係の深さが伺えた。 南が演じた麻由は、キャバ嬢として働く顔と、妹の前で見せる「良いお姉ちゃん」という二面性を持つキャラクター 。その細かなニュアンスについて天野監督は、「最初のリハーサルのときは、わたしも麻由のキャラクターを探っている感じがあったんですけど、南さんにお会いした時のいい意味での大雑把な感じが自分の中にあったので。それでちょっとヘラヘラしてもらえませんかとお願いしたんです」と語り、その演出指示に対してほぼ即答で「はい、分かりました!」と返答したという南。細かいニュアンスをうまく伝えられたのだろうかと思ったという天野監督だが、「(撮影開始の)『ヨーイ!』と言った瞬間に一気に麻由のスイッチが入る感じでへラッと笑って、芝居がスタートするんですよ。それがすごく印象的で。やはり瞬発力がある方なんだなと思いました」と絶賛した。 だが当の南は、「あまり意識してなかったかも。とにかくヘラヘラしておけばいいやと思って。そこまで深く考えていなかったかもしれないです」とあっけらかんとした返答で、会場は大笑い。そしてそれを補足するように天野監督が「でもすごいですよね。それによって家庭的には恵まれないし、なんかいろんな苦しいことが起こっているというのも、エネルギーで吹き飛ばしていくっていうか。すごく潔くて気持ちいい。カッコいいキャラクターになっていました」と称賛の声を寄せると、南も「ありがとうございます。今日はいっぱい褒めてもらえてうれしいです」と思わず笑顔に。「やはりライジング・スター賞ですからね」という呼びかけに、会場は一気になごやかな雰囲気に包まれた。 また本作の劇中では、篠原ゆき子演じる母親との複雑な母娘関係を見せていたが、これについて「わたしの家族とは仲が良いので、特に参考にできるところはなかった」と語り、会場をドッと沸かせた南だったが、「家族の形に正解はないから難しいなと思いながらやっていた」とのことで、天野監督から送られた貧困家庭に関するYouTubeのリンクなどを参考に、丁寧に役を構築していったという。 トークショー後半では、すでに映画を鑑賞したばかりの観客に向けて「誰も気づかないであろう注目ポイント」を紹介することに。それに対して天野監督は「撮影前に、3人(有村架純、黒木華、南沙良)でシンガポールの『マリーナベイ・サンズ』の形をしたポーズで撮った写真がありまして。それを美術スタッフが、とある場所に飾ってくれたんですけど、さりげなさすぎて誰も気付いてくれない」と告白。南自身も「気付かなかった」と驚いたこの小ネタについて天野監督は「(黒木華演じる)清恵の部屋にあるんですけど、3人の思い出を大事にしていて飾った写真だろうなということで飾っています。なかなか見つけられないとは思いますが、是非次に見るときには探してみて下さい」とその背景について明かしつつも、しっかりとアピールした。 また金塊を持って逃げるシーンの撮影中には、突然に雨が降り出し、急遽傘を用意して撮影を続行したこともあった。そこで「南さん、晴れ女だと聞いていたんですけど……」と語った天野監督だが、南も、「異国では難しいんですよ!(笑)でも撮影中に一回、雨がやんだタイミングがありましたよね?(監督うなずく)、ということでしっかり晴れ女は発揮できた」と誇らしげに返し、会場は大笑い。それに対して天野監督が「あそこの一回、雨がやんだところは南さんの力だったのか……最初から力を出してほしかったな」とボヤいてみせて会場はさらなる大笑いが起こった。 そんなイベントも盛況のうちに終了の時間に。最後に天野が、「今、スマホでも映画が観られる時代に、こうして皆さんと同じ場所に集まって、2時間、同じ画面を見続けるのって、すごく貴重だし、ありがたいことだなとつくづく思っています。しかも皆さんとこうやってお話できて。本当なら皆さんからの感想もお伺いしたいのですが、それは別の機会ということで。とにかく皆さんの力で、この映画をもっと広めていただけたら嬉しいです」と挨拶。続いて南も、「何回見ても楽しめる映画だと思います。テーマとしては決して明るいものではないですが、悲壮感がなく、すごく笑いながら見られる作品になっていると思います。ぜひたくさん見て、宣伝していただけると嬉しいです。ありがとうございました」と会場に呼びかけ、大盛り上がりのイベントを締めくくった。 ©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会

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