カンボジアでの腎臓移植をあっせんか 元NPO法人理事ら逮捕 全国初摘発─警視庁

カンボジアでの臓器移植をあっせんして、現金を受け取ったとして元NPO法人理事らが逮捕されました。臓器移植を有償であっせんしたことで逮捕者が出るのは、臓器移植法が施行されてから初めてのことです。 臓器移植法違反の疑いで逮捕されたのは、元NPO法人理事で、一般社団法人「国際医療相談室」を実質的に運営する菊池仁達容疑者、法人の代表理事安藤貴樹容疑者、菊池容疑者の息子・充容疑者の3人です。 警視庁によりますと3人は去年11月から今年1月にかけて、カンボジアで腎臓の移植手術を希望する70代の男性に、現地のコーディネーターや手術を担当する医師らを紹介するなどして、現金1236万円を受け取った疑いが持たれています。 菊池仁達容疑者はNPO法人「難病患者支援の会」(その後認証取り消し)の理事だった2023年、無許可で臓器移植のあっせんをしたとして逮捕、起訴され、その後懲役8か月の実刑判決を言い渡されていましたが、保釈中だった2024年3月に「国際医療相談室」を設立し、患者を募っていたとみられています。 男性が支払った現金のうち936万円は医師への謝礼金と、菊池容疑者らは説明していましたが、実際はそのほとんどが借金の返済にあてられていたということです。 警視庁は3人の認否を明らかにしていませんが、他にも複数人の男女に腎臓移植手術をあっせんすることで、現金を得ていたとみて詳しく調べています。 1997年に臓器移植法が施行されてから、臓器移植を有償であっせんした疑いで、逮捕者が出るのは、これが全国で初の事例だということです。

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