勤務していた富国生命保険(東京都)から保険の給付金名目で現金を詐取した疑いで、鳥取県警米子署は8日、元営業担当社員の2人を有印私文書偽造、同行使、詐欺の疑いで逮捕し、発表した。2人は「間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕されたのは鳥取県大山町の自称アルバイト従業員の女(50)と、鳥取県米子市の自称飲食店経営の女(44)。 署によると、自称アルバイト従業員の女は2024年1月4日ごろ、自分が被保険者である医療保険契約について、病院を受診して手術などをしたように装い、書類を偽造して支社に送付し、1月15日、自分名義の口座に26万円を振り込ませた疑いがある。 自称飲食店経営の女も同じ手口で、23年5月8日ごろから8月30日ごろまでの間に書類を偽造し、5月22日から9月20日ごろまでの間に3回にわたり、自分名義の口座に計98万8千円を振り込ませた疑いがある。 富国生命保険側から「給付金請求が不自然に多いケースがある」と署に届け出があったという。署は、2人が他にも同じ手口を繰り返していたとみて捜査している。富国生命保険広報室によると、2人は鳥取支社が管轄する鳥取県内の営業所で勤務していたという。「お客さまからの信頼を損なう事案として重く受け止め、再発防止に努めてまいります」とするコメントを発表した。(奥平真也)