旧統一教会の韓鶴子総裁に懲役13年求刑 政界への金品提供巡り

政界に不正な金品を贈ったとして政治資金法違反罪などで起訴された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)の論告求刑公判が10日、ソウル中央地裁で開かれた。特別検察側は懲役13年を求刑した。聯合ニュースが伝えた。 韓被告は、現金1億ウォン(約1070万円)やブランドバッグなどを尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領側に贈る見返りに、教団への便宜を求めたとして、政治資金法違反罪や請託禁止法違反罪などで起訴された。 韓被告と共謀したとして起訴された元教団幹部は2審で懲役1年6カ月の実刑判決を受けて上告したが、大法院(最高裁)は9日、これを棄却。元幹部の有罪が確定した。判決は、一連の事件が「韓被告の承認による組織的な犯行」だと認定した。このため韓被告も有罪判決を受ける可能性が高いとみられている。 韓被告は2025年9月の逮捕後にソウル郊外の拘置所に収監された。だが裁判所は3月下旬、病気治療を理由に4月末までの釈放を許可した。さらに3度にわたり延長され、釈放期間は7月下旬までとなっている。 韓国の裁判所は、深刻な持病などがある場合に釈放を決めることができる。韓被告は釈放中、病院外に出てはならず、医療関係者と弁護士以外との面会は禁じられている。 旧統一教会は、日本では解散命令が確定したが、発祥地・韓国では今も活動を続けている。ただ総裁の韓被告が事実上、不在のため、後継指名を受けたとされる韓被告の孫2人を含む幹部らが中核となって組織運営をしている模様だ。 一連の事件では4月、韓被告側から金品を受け取ったなどとして起訴された尹前大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)被告が懲役4年、国会議員の権性東(クォン・ソンドン)被告が懲役2年の実刑判決をそれぞれ2審のソウル高裁で言い渡されている。【ソウル福岡静哉】

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