警察官や検察官などになりすまし、鹿児島市内の80代女性に現金およそ200万円を振り込ませ、騙し取ったとして、ベトナム国籍の大学生の男が逮捕されました。 詐欺と窃盗の疑いで、16日までに逮捕されたのは、ベトナム国籍で住所不詳の大学生の男(22)です。 鹿児島県警によりますと、男は複数人と共謀し、今年5月下旬から6月上旬までの間、鹿児島市内の80代女性の携帯電話に電話をかけ、現金およそ200万円を指定した口座に振り込ませ、他人名義のキャッシュカードを使って大阪府内の金融機関のATMから引き出して盗んだ疑いが持たれています。 電話では、はじめに、電力会社を名乗る人物が「電気料金の未払いがある」と話した後、警察官や検察官などを名乗る人物にかわり、「犯罪に関わっているお金を持っているか調査する必要があるため、持っているお金を全て渡してもらいます」などとうそを言い、女性に現金を振り込ませたということです。 先月上旬、県内の金融機関から「詐欺被害にあっている可能性のある人がいる」と県警に連絡があり、事件が発覚しました。 特殊詐欺の被害金について都道府県警が警察庁を介して金融機関にオンラインで照会できる新しい制度などを使い、男を特定したということです。 県警は、男についていわゆる「出し子」だったとみて調べていて、認否については「捜査に支障がある」として明らかにしていません。