大分県佐伯市の商業施設周辺で今月13日、男女4人が刺されるなどして重軽傷を負った事件で、県警は24日、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕していた佐伯市長島町4の理学療法士、野下博司容疑者(44)を男性1人に対する殺人未遂容疑で再逮捕した。他の被害者3人についても、殺人未遂容疑を視野に捜査している。 再逮捕容疑は、今月13日午前9時45分ごろ、佐伯市来島町の商業施設「TSUTAYA佐伯店」の駐車場で、市内在住の無職男性(84)の胸部を殺意を持って包丁で刺し、肋骨(ろっこつ)骨折など全治約3カ月の重傷を負わせたとしたとしている。野下容疑者は「刺した記憶はある」と供述をしているという。 事件ではこの男性の他に、いずれも佐伯市内在住の60代の無職男性が胸などを刺され重傷、10代の女子高校生と60代の自営業の男性が首を切り付けられるなどして軽傷を負った。県警によると、被害者4人は襲撃した人物と面識がなかったという趣旨の説明をしており、野下容疑者が店舗駐車場や近くの路上に居合わせた被害者を次々に襲撃した疑いがあるという。 野下容疑者は事件当日の午前10時ごろ、TSUTAYA佐伯店から約700メートル離れた佐伯中央病院で、包丁を所持しているところを警察官に確保され、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。包丁は刃渡り約18センチで、血痕のようなものが付着しており、自宅から持ち出して襲撃に使ったとみられる。【岡田愛梨】