今年3月ごろから6月にかけ、70代の女性が暗号資産をだまし取られる特殊詐欺被害にあいました。その被害額はおよそ5000万円相当にのぼります。 警察によりますと、今年3月下旬、小国町に住む70代の女性のもとに、「リプラ」という会社から『過去にだまし取られた特殊詐欺の被害金を返金できる』という話が持ちかけられました。 女性は話を信用し、連絡を持っていたところ、「リプラ」の担当者から、 『犯罪組織から収集した被害金を分配し返金されるが、通常手続きでは返金まで180日かかる』 『○○ホールディングス元CEOのナカジマが、「ハーモニーゴールド」という投資会社を利用して、被害者に代わりアカウントを作成し投資することで資金を確保し、被害者の返金を先払いできる』 『基本的には投資金の徴収はしないのだが、後で返金するので、お金を出資できない被害者のために資金を補填できないか』 などと言われ、女性は指示に従いおよそ1000万円分の暗号資産を購入し、指定されたアドレス宛に送信しました。 ■「ナカジマが拘束された」「あなたにも疑いがかかっている」 その後、「ハーモニーゴールド」のニシヤマと名乗る者から電話で、 『ナカジマがアフリカの空港で拘束され、会社に強制捜査が入った』 『アカウントの名義貸しなどで、被害者にも疑いが掛かっている』 『追加で暗号資産を購入すれば捜査を免れることができる』 などと教えられました。 女性は、逮捕されたら大変なことになると思い、相手の指示に従って複数回にわたり指定されたアドレス宛に暗号資産を送信しました。 その後、「ハーモニーゴールド」と連絡が取れなくなったことから被害に気付いたということです。 女性は暗号資産を9回にわたり送信し、被害額はあわせておよそ5263万円相当にのぼっています。 ■架空の口実を使ったカネの要求に注意! この被害は、投資資金の補填金名目といった架空の事実を口実とし、金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」という手口の特殊詐欺です。