マカオ司法警察局は8月14日、スロットマシンのキャッシュアウトチケットを偽造し、マカオのカジノ施設内で4人のカジノ客に販売して多額の現金を詐取した疑いで30代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。 同局の発表によれば、同月12〜13日にかけて、コタイ地区に所在する4つのカジノ施設から偽造のキャッシュアウトチケットを所持している客が4人現れ、いずれも他人から購入して入手したもののようだとする通報が寄せられたとのこと。 上述の客4人は、いずれもカジノ施設内で見知らぬ人物からカジノ施設内で額面3万3000〜3万6000香港ドル(日本円換算:約67万〜73万円)を見知らぬ人物から購入した後、それを使って換金を試みたところ、偽造だったことに気づいたという。4人は電子決済プラットフォームを使って購入費用を支払っており、被害額は計11万7616人民元(約278万円)。 その後、同局が被疑者の男の身元を割り出し、13日午後にマカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設内で逮捕に成功。この際、男の所持品の中から額面3万3000〜3万6000香港ドルの偽造のキャッシュアウトチケット12枚などが見つかったという。 同局では、この男がパソコンを使って各カジノ運営企業のフォーマットに合わせて複製した上、額面金額を故意に高く書き換えたものを印刷するかたちでキャッシュアウトチケットを偽造したとみており、捜査で得られた情報を総合的に判断し、男を巨額詐欺および文書偽造の罪で検察院送致する方針とした。 なお、発見に至った一連の偽造キャッシュアウトチケットは紙質やフォントなどが本物と異なっているものの、一般の人は注意深く確認しない限り、騙される可能性があるものだったとのこと。 マカオのカジノ界隈では、偽造ゲーミングチップや偽造紙幣・模擬紙幣が絡む事案がしばしば報告されているが、偽造のスロットマシンキャッシュアウトチケットが出現するのは珍しい。