2500万人訪問、大盛況の影で…建設費未払い、無許可工事 トラブル続出の万博工事

大阪・関西万博の工事で、下請け業者に工事費を水増し請求させて自社に1000万円超の損害を与えたとして、背任容疑で、大手ゼネコン「竹中工務店」(大阪市)で万博関連工事の総括作業所長を務めた河井辰巳容疑者(61)が19日、大阪府警捜査2課に逮捕された。先端技術や世界の文化を披露した万博には半年間で延べ2500万人以上が訪れたが、その建設工事を巡っては不祥事が相次ぎ露見している。 セルビア、アンゴラ、マルタなど複数の海外パビリオンでは建設費の未払い問題が表面化。一部では、元請け事業者らに被害を訴える下請け業者側が「被害者の会」を発足させた。運営主体の日本国際博覧会協会や行政側にトラブル解決を訴える事態にも発展した。 国や大阪府などは「民事上の問題」として直接的な被害金の建て替えには応じない姿勢を示しており、解決の目途は立っていない。 さらに、万博関連の建設工事に携わった複数の事業者が、国や大阪府から適切な建設業許可を受けていなかったことも判明。大阪府警は昨年9月、無許可でアンゴラ館の内装工事などを請け負ったとして、大阪市鶴見区にある建設会社代表の40代男性らを書類送検し、その後、大阪区検が略式起訴している。 大阪府も万博関連の工事に無許可で携わったとして、今年7月までに下請け会社計9社に対し、一定期間の営業停止処分を出している。

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