16日夜、愛知県一宮市内の路上に放置された乗用車から、性別不明の遺体が見つかった。 県警は17日、車内に遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で、同県豊田市亀首町の無職、藤井貴也容疑者（24）を逮捕した。捜査1課によると、「間違いない」と容疑を認め、殺害についてもほのめかす供述をしているという。 遺体は約8カ月前から行方が分からなくなっている岐阜県内の10代女性とみられる。県警は一宮署に捜査本部を設置し、遺体の身元確認を急ぐとともに、死亡した経緯などを調べている。 逮捕容疑は昨年8月中旬から今年4月16日ごろ、一宮市内の路上に駐車中の車内に遺体を遺棄した疑い。 捜査1課などによると、遺体に目立った外傷はないものの、性別や年齢は不明で、死後一定の時間が経過しているもようだ。車は藤井容疑者の親族名義だった。 捜査関係者によると、10代女性は昨年8月中旬ごろから行方不明になっている。岐阜県警から今月16日、路上に放置された車に遺体が遺棄された疑いがあると連絡を受け、愛知県警の警察官が車内を確認したところ、遺体を発見した。