おととし6月、SNS型投資詐欺で得られた犯罪収益2850万円あまりを取引会社からの正当な振込として自らが経営する会社の口座に入金させたとして大阪府の雑貨販売会社代表の男ら中国籍の夫婦2人が逮捕されました。 夫婦が経営する会社の口座からは同様の犯罪収益とみられるおよそ33億円の入金が確認されているということです。 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府の雑貨販売会社「川阪」の代表で夫の許丁容疑者と「川阪」の役員で妻の朱暁慶容疑者の中国籍の夫婦2人です。 許容疑者ら2人はおととし6月、SNS型投資詐欺グループが得た犯罪収益あわせて2850万円あまりを19回にわけて取引会社からの正当な振込として経営する「川阪」の口座に入金させ、犯罪収益取得の事実を仮装した疑いが持たれています。 警察は許容疑者ら2人の認否を明らかにしていません。 許容疑者が経営する「川阪」の口座からは2020年から23年にかけ同様の犯罪収益とみられるおよそ33億円の入金が確認されていて、警察は、これらの現金が何らかの形で特殊詐欺グループに渡されたとみて捜査を進めています。