平聖成被告(25) 南相馬 リフォーム詐欺未遂事件 25歳の被告に有罪判決

去年、南相馬市で必要のない屋根の修繕工事を持ちかけ、工事代金として161万円余りをだましとろうとしたとして詐欺未遂などの罪に問われた愛知県の25歳の被告に対し、福島地方裁判所は「実行行為を主体的に担った」などとして懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

愛知県半田市の無職、平聖成被告(25)は、去年5月、共犯者とともに南相馬市の女性の自宅を訪れて、「屋根の修理をしなければ雨漏りするおそれがある」などと必要のない修繕工事を持ちかけて工事代金として161万円余りをだまし取ろうとしたとして詐欺未遂などの罪に問われました。

21日の判決で、福島地方裁判所の島田環裁判官は「ほかの者たちと役割分担をしていて、組織的、計画的な犯行で、巧妙で悪質だ。指示されたとはいえ、実行行為の一部を主体的に担っていて、必要かつ十分な役割を果たした」などと指摘しました。

そのうえで、詐欺は未遂に終わり、被告は従属的な立場であるなどとして、懲役2年の求刑に対し、懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。

この事件では、ほかにリフォーム会社の役員も起訴されています。

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