【07月23日 KOREA WAVE】韓国の大統領官邸跡「青瓦台(チョンワデ)」の正門の一つである迎賓門が、赤いスプレーによる落書きで損傷を受けるという事件が発生した。文化体育観光省と青瓦台を管理する青瓦台財団は、緊急で復旧作業を進め、約2時間後に一次対応を完了したと明らかにした。 同省と財団によると、7月18日午後9時30分ごろ、迎賓門の壁面に「サウジ」などと書かれた赤い落書きがあるのを確認。現場には対策班と専門復旧業者がすぐに投入され、約2時間にわたって洗浄と再塗装をした。初期対応は19日午前1時30分に完了したという。 さらに天候などを考慮し、7月21日までに追加補修を施し、完全な原状回復を目指した。 ソウル鍾路警察署などの発表によると、この落書きは40代女性によるものとされ、現場で逮捕された。警察は現在、動機や精神状態などについて詳しく調査中だ。 文化体育観光省の関係者は「再発防止のため、巡回と監視体制を強化する」としたうえで、「鍾路警察署と協議し、青瓦台の施設保護のため外郭警備の強化を求めている」と説明した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News