山形市内のコンビニエンスストアの駐車場で、高齢者をひいて死亡させた男の初公判が開かれた。 過失運転致死の罪に問われているのは、山形市江南の無職・関口隆被告(56)。 起訴状によると、関口被告は2025年2月、山形市久保田のコンビニの駐車場で、安全確認が不十分なままピックアップトラックをバックさせ、後ろを歩いていた当時88歳の男性を2回ひいて死亡させた。 25日の初公判で、関口被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。 この事故が起きた際、関口被告はそのまま現場から立ち去ったとして「ひき逃げ」の疑いでも逮捕されたが、「ひき逃げ」の容疑については処分が保留となっている。 今後、追起訴の可能性があることなどから、25日の審理は過失運転致死についての認否の確認のみで終了した。 検察は「ひき逃げ」の容疑について、次の裁判までに追起訴を行うか判断する見込み。 次回の公判は5月23日に行われる。