監督逮捕に揺れる大商大、プロ注目右腕が気合のマダックス達成「絶対に負けられなかった」

◇関西六大学野球春季リーグ第4節1回戦 大商大1―0龍谷大(2025年4月26日 関西六大学野球春季リーグ第4節1回戦) 不祥事に揺れる大商大が、龍谷大との1回戦を1―0で制して先勝した。 冨山陽一監督が21日に道路運送車両法違反の疑いで逮捕され、高瀬義和コーチが監督代行を務めた一戦だった。 プロ注目の横手投げ右腕・鈴木豪太(4年)が93球で1安打完封勝利を挙げ、100球未満で完封勝利する「マダックス」を達成。8回先頭に右前打を許すまで無安打投球と力投し、「今日は絶対に負けられない試合だった。この一週間は、優勝に向けて落とせない龍谷大戦のことだけを考えてきた。チームが勝てたことが大きいと思います」と胸を張った。 冨山陽一容疑者は、車検が切れた軽トラックを他人に運転させた疑いで21日に逮捕された。監督代行を務めた高瀬義和コーチは、「大学側が野球に集中できるようにと対応してくれた。選手たちがまとまってやってくれました」と振り返った。 ◇鈴木 豪太(すずき・ごうた)2003年(平15)1月31日生まれ、滋賀県長浜市出身の22歳。小2から浅井西スポーツ少年団で野球を始め、中学では彦根JBoysに所属して捕手を務める。東海大静岡翔洋(静岡)では1年夏に背番号19でベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年春の全日本大学選手権で公式戦初登板し、リーグ戦通算7勝。50メートル走6秒7、遠投105メートル。1メートル75、84キロ。右投げ右打ち。

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