監督逮捕ショック振り払った 大商大・鈴木が“マダックス”「より一層、勝つぞという気持ちだった」チーム5連勝呼んだ

「関西六大学野球、大商大1-0龍谷大」(26日、ほっともっとフィールド神戸) 1回戦2試合が行われ、大商大が龍谷大を1-0で下して先勝した。今秋ドラフト候補右腕の鈴木豪太投手(4年・東海大静岡翔洋)が9回1安打無失点で完封勝利。監督の冨山陽一容疑者(60)が逮捕され、OBの高瀬義和コーチ(60)が監督代行を務めた中、チーム一丸で勝利を手にした。神院大は8-0で大院大に勝利した。 監督逮捕のショックを振り払い、大商大ナインは白星をつかんだ。先発した鈴木は七回まで一人の走者も許さず9回1安打無失点、球数93球でマダックス(100球未満での完封勝利)を達成。「より一層、勝つぞという気持ちだった」と気合の投球を見せた。 21日に冨山監督が道路運送車両法違反の疑いで逮捕。チームを震撼(しんかん)させた事態から5日後のリーグ戦だった。今季のリーグ戦まで監督代行を務める予定の高瀬コーチは「いつも通り、練習通りの力を発揮してほしい」と言葉をかけ、選手も目の前の戦いに集中。1点を守り切り、開幕から5連勝を飾った。 「学生が何かしたわけではない。まとまりができた雰囲気でいきたい」と高瀬コーチ。監督不在にも動じることなく7季連続Vへと突っ走る。

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