「あなたの保険証が不正利用されている」厚労省や長野県警、検察官を名乗る男から電話 40代女性が現金1300万円超をだまし取られる

北海道帯広市に滞在していた東京都に住む40代の女性が、厚生労働省や長野県警、検察官を名乗る男から「あなたの保険証が不正利用されている」などと電話があり、現金約1330万円をだまし取られる詐欺事件がありました。 被害に遭ったのは、東京都に住む40代の女性です。 女性は北海道帯広市に滞在していた4月14日午後3時半ごろ、スマートフォンに厚生労働省職員を名乗る男から「あなたの保険証が不正利用されている」「長野県警の者に代わります」などと言われました。 その後、テレビ電話では長野県警と検察官を名乗る男がいて、「銀行口座を売りましたよね」「被害届と逮捕状が出ています」「逃亡防止のため、あなたの資産を口座に振り込んでください」などと言われ、指定された複数の銀行口座に計10回にわたって現金約1330万円を入金してしまったということです。 最後の振り込みから3日経った4月30日、女性が「詐欺の被害に遭ったかもしれない」と警察に被害を申告し、事件が発覚しました。 警察によりますと、指定された振込口座は長野県警と検察官を名乗る男の2人が、その都度ショートメールで指定し、女性はATMで入金していました。 警察は、警察官など公務員から現金を要求された場合は詐欺を疑うとともに、詐欺電話が来たら「#9110」に相談してほしいと呼びかけています。

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