不正に大麻を使用したとして、兵庫県警神戸西署は2日、麻薬取締法違反(使用)の疑いで、兵庫県明石市大久保町江井島の会社員、中西竜也容疑者(25)を逮捕、送検したと発表した。同署によると、容疑を認めている。大麻は、使用が罪に問われることになった昨年12月の改正麻薬取締法の施行後、県内での摘発は初めてという。 逮捕・送検容疑は4月10日ごろ、兵庫県内やその周辺で不正に大麻を使用したとしている。 同署によると、同9日夜、神戸市西区の商業施設の駐車場を巡回中の警察官が、中西容疑者を職務質問したところ、バッグから植物片入りのポリ袋を発見した。植物片を鑑定した結果、大麻と判明し、同容疑者の尿からも大麻成分が検出されたため、同署が30日、同法違反(使用)の疑いで逮捕していた。 中西容疑者は、職務質問の際に警察官を突き飛ばしたとする公務執行妨害の疑いなどでも逮捕されている。