佐藤ゆかり氏 川崎女性死体遺棄事件「なぜ警察はストーカー行為に対する禁止命令を出さなかったのか」

元自民党衆院議員・佐藤ゆかり氏(63)が5日、コメンテーターを務めるフジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演。川崎市の住宅で20歳女性の遺体が見つかった事件について言及した。 死体遺棄容疑で逮捕された元交際相手白井秀征容疑者(27)は、女性が行方不明になった昨年12月以降、神奈川県警に任意で7回聴取されていた。白井容疑者は「知らない」などと関与を否定していたが、女性への付きまといを認めた後、出国し所在が分からなくなった。県警は4月30日夜、ストーカー規制法違反容疑で白井容疑者の自宅を家宅捜索し、床下から遺体の入ったバッグを見つけた。 このことを知った親族が白井容疑者に日本へ戻るよう促し、白井容疑者は5月3日に帰国。県警が羽田空港で任意同行を求め、同日中に逮捕した。白井容疑者は容疑を認めており、女性の死亡との関連も捜査する。 捜査関係者によると、遺体には激しく焼かれたような痕があったが、容疑者宅には焼損の形跡がなく、別の場所で燃やされ、運ばれた可能性があることも判明。県警が経緯を詳しく調べる。 死亡した女性は失踪直前「自宅付近をうろつかれている」と自ら通報するなど、神奈川県警にストーカー被害を繰り返し訴えており、佐藤氏は「不思議な点がありまして、これだけストーカー被害というか、怖いとか警察に電話をしているという事実がありながら、なぜ警察はストーカー行為に対する禁止命令を出さなかったのかというところなんですね。そもそもストーカー行為を認めてないわけですよね。被害届を出して、それを取り下げたりしていますけれども、これってストーカー行為に遭った人って典型的に脅される、怖いので恐怖の中で精神的に支配されて、それで結局、取り下げざるを得なかったというような状況も十分に警察は想像しなければいけなかったと思う」と自身の見解を述べた。

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