行方不明直前に“ストーカー”被害訴えるも神奈川県警は事情聴取せず 白井秀征容疑者(27)を送検 川崎市20歳女性遺体遺棄事件

川崎市で20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件。女性が行方不明になる直前にストーカー行為をうかがわせる被害を訴えた際、警察が男から事情を聴いていなかったことがわかりました。 白井秀征容疑者(27)は、川崎市川崎区の住宅の床下にボストンバッグに入った川崎市のアルバイト岡崎彩咲陽さん(20)の遺体を遺棄した疑いがもたれていて、けさ、送検されました。 岡崎さんは行方不明になる直前の去年12月9日から20日の間に、警察にあわせて9回電話をかけ、「白井容疑者に家の周りをうろつかれている」などとストーカー被害をうかがわせる内容を訴えていましたが、警察がこの間、白井容疑者から事情を聴いていなかったことがわかりました。 岡崎さんは最後に警察に電話した去年12月20日に行方不明になりましたが、その後、警察は白井容疑者を任意で聴取、3か月が経った今年3月25日に白井容疑者が「つきまといをしたことは間違いない」という趣旨の話をし、ストーカー行為を認めたということです。 白井容疑者は、このあと4月上旬に海外に出国していて、警察は、捜査の手を免れるために出国した可能性もあるとみて調べています。

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