長瀬智也のアツさあふれる“桜庭裕一郎”に令和の視聴者もくぎ付け 「ムコ殿」無料配信、ストーリーはクライマックスへ

現在FODとTVerで順次無料配信中の長瀬智也主演ドラマ「ムコ殿」(2001年、フジテレビ系)。放送からおよそ四半世紀が経った今、長瀬演じる桜庭裕一郎の寂しがり屋で情熱的なキャラクターの魅力に再びスポットが当たっている。5月7日(水)まで無料配信中の第10話からはそれまでのホームコメディから打って変わって“スーパースター”と“ムコ殿”の2つの顔の間で苦悩する裕一郎の姿が描かれ、共感を誘っている。(以下、ストーリーのネタバレがあります) ■桜庭裕一郎が逮捕、そして活動休止へ 「ムコ殿」は、人気絶頂の“抱かれたい男No.1”シンガーソングライター・桜庭裕一郎が、超多忙な芸能界に属しながらも愛する女性・さくらと極秘結婚したことから巻き起こるホームコメディ。当時23歳の長瀬が裕一郎を、2020年に急逝した竹内結子さんが裕一郎の妻・さくらを演じている。 世間には秘密で入籍した裕一郎とさくら。家族や裕一郎のマネージャー・箱崎(段田安則)らの協力のもと、新井家の“ムコ殿”として幸せな日々を送っていたが、第10話でそんな毎日が一変。写真週刊誌に“桜庭裕一郎極秘結婚!しかも婿養子”という記事が出て、新井家前に記者が押しかけ、裕一郎は新井家に帰れなくなってしまう。 さらに、さくらの極秘結婚をすっぱ抜いたカメラマン・矢島柾(野村宏伸)が若い頃家を出たままの新井家の長男であることも判明。「それでも家族かよ!金のためなら家族を売っても平気なのかよ!」。裕一郎は矢島の元に殴り込み、暴力沙汰を起こして緊急逮捕。“暴力タレント”のレッテルを貼られ、活動休止に追い込まれる。 そして5月10日(土)まで配信中の第11話では、「私たちのせいでみんな不幸になってる。私たちが結婚したばっかりに、みんながつらい思いしてる」と苦悩したさくらが一つの決断を下す。 ■やっと手に入れた家族が…裕一郎の感情が爆発する最終章 第9話までのアットホームでコミカルなストーリーから一転、第10話から最終回(第12話)までの最終章ではシリアスなストーリーが描かれている「ムコ殿」。 売れっ子である以上、暴力沙汰など起こせばその影響は計り知れないが、それでも裕一郎は感情を抑えきれない。天涯孤独だった裕一郎が“新井家”というあたたかい家族を手に入れ、つかの間の幸せを感じたからこそ、その幸せを壊した矢島への怒りも強い。しかも矢島は、そんな新井家で生まれ育っているのだ。矢島への怒りと嫉妬が入り混じった感情を爆発させる第10話ラストの暴行シーンが切ない。 家族を大切にする裕一郎を熱く演じた長瀬に、今回の無料視聴で改めてファンから「桜庭裕一郎が好きすぎる!」「家族のためにアツくなる桜庭裕一郎、令和の今見ても全然古くない」「長瀬さんは本当に家族ドラマがハマる」といった声が続々。家族とは?を問うストーリーにも「今見ても考えさせられる」「ストーリーがリアリティあって入り込める」といった声が上がっている。 そして、純粋に家族を愛し、裕一郎を愛し、だからこそみんなの幸せのためつらい決断をする心優しい妻・さくらを演じる竹内さんの清らかさにも心打たれる「ムコ殿」最終章だ。 「 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。4月は本作のほか、財津和夫が歌う主題歌「サボテンの花」も大ヒットした「ひとつ屋根の下」(1993年)、錦戸亮主演の「トレース~科捜研の男~」(2018年)、FODオリジナル作品で田辺桃子・岐洲匠・神尾風珠らが出演する「こんな未来は聞いてない!!」(2018年)、松村沙友里が主人公を演じる「ショジョ恋。」(2023年)がラインナップされている。また、FODでは「ムコ殿」を全話独占配信中だ。

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