男は「自民党に腹が立った」と話しています。7日午後、福岡市の自民党福岡県連の事務所で、ドアにスプレーを吹きかけたとして64歳の男が逮捕されました。 ■東まどか記者 「建物の1階部分にはシートが張られ、警察による鑑識活動が行われているとみられます。」 警察によりますと、7日午後3時半ごろ、福岡市博多区千代の自民党福岡県連の駐車場で、スプレー缶を持った男を県連の事務局長が発見しました。 男は逃走しましたが、事務局長は出入り口のドアに赤色の塗料がついていることに気づき、男を追いかけました。およそ30分後、通報で駆けつけた警察官が現場近くで男を確保し、建造物損壊の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは、福岡市中央区の無職、大石貴容疑者(64)です。警察の調べに対し「自民党に腹が立ち、自民党政権を終わらせたいと思った」と話し、容疑を認めています。 自民党福岡県連の事務所では1日にも同様の被害があり、警察は大石容疑者が関与した可能性もあるとみて調べています。