無車検、無保険のレンタカーを貸し出した疑い 店長を逮捕 熊本

熊本県警阿蘇署などは8日、無車検・無保険のレンタカーを貸し出したとして熊本市西区のレンタカー「ガッツレンタカー 熊本駅前店」の店長、中山航信容疑者(27)=熊本市西区春日=を道路運送車両法違反容疑などで逮捕した。容疑を認めている。同店が管理する約120台の車両のうち、約40台が無車検状態だった。 逮捕容疑は2024年11月1日、熊本県阿蘇市湯浦で無車検・無保険状態のレンタカーを利用客に貸し出したなどとしている。車検は約5カ月前に期限が切れていた。 利用客がこの場所で自損事故を起こし、警察に通報したことで発覚した。けがはなかった。県警によると、今年4月までの1年間で無車検状態のレンタカーが少なくとも300回以上客に貸し出されていた可能性もあるという。 ガッツレンタカーを運営する「ガッツ・ジャパン」(名古屋市)は熊本駅前店を運営する長崎県の企業について、フランチャイズ契約を解除するとしている。担当者は「今回の件は決して許されないことで誠に遺憾。研修などを通して再発防止に努める」と話した。【野呂賢治】

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