販売する目的で大麻を所持したとして、ベトナム国籍の男が9日、送検されました。警察は、男らがSNSなどを通じて、メンバーを集めていたとみて調べています。 麻薬取締法違反の疑いで送検されたのは、広島市安芸区畑賀町に住む、ベトナム国籍の会社役員、グェンヴィフォン容疑者(41)です。 警察によりますと、グェン容疑者は、他の誰かと共謀して、福山市の民家で、販売する目的で大麻を所持した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、グェン容疑者は、「大麻があることは知らなかった」と、容疑を否認しているということです。 事件をめぐっては、これまでにも、大麻を所持したなどとして、ベトナム国籍の男女8人が逮捕されていて、これまでに大麻植物片およそ2400グラムが押収されています。 警察は、グェン容疑者らがメンバーを集めるために、知人のほか、「大麻を栽培して売買する儲かる仕事がある」という内容でSNSを利用するなどしていたとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。